異国体験
「なんでニュージーランドへ?」と聞かれて色々と答えられる言葉はあるかもしれないが、一番コアなものは「家族で異国体験をする。」ということだと思う。
僕と菜生ちゃんは異国での生活の経験があるが、子どもたちには無い。
それをワクチンのように小さい時に接種しておくことは、後々の人生に粘り強さや寛容さをもたらすのではないかという期待のもと家族海外移住を決断した。
(もうちょっとフランクに言うと単純に「面白そうだったから」。)
子どもたちにとってみたら(今はまだ泰ちゃんと野ちゃんだけ)、多くのものが新しく、インプットの連続だ。
身の回りの日常のことで言ったら、野ちゃんは入国してしばらく、(飛行機の中で、空港で、公衆トイレで、宿泊していたお家で)「トイレってどうやって流したら良いの?」と聞いてきていた。
日本ではトイレにはだいたいレバーがついているタイプが一般的だが、こちらはボタンで押すタイプが一般的のようだ。1つのものが当たり前になっているとちょっと姿形が変わるだけで分からなくてフリーズしてしまったり、拒絶反応があったりしてしまうものだが、一旦分かってしまうと何でもなくなる。
そんな1つ1つ些末なものかもしれないが、それらの積み重ねが人を大きく大らかにしていくのではないかと思っている。
こちらに来て2週間ほどはHE(Home-exchange)でゴージャスな家に泊まらせてもらっており、そこにはジャグジーもあって毎日朝晩2回位大きなお風呂に入っていたが、賃貸の家に先週くらいから引っ越して、そこには風呂釜はあるが浅く、僕はまだ風呂釜に入っていない。子どもたちは初日こそ風呂釜にお湯を張って入浴していたが、日本のものとは異なり、若干浅かったり、排水が風呂釜からしかなくて、日本のものとは異なる。
野ちゃんは最初シャワーを嫌がっていたが、昨晩「だんだんシャワーに慣れてきた!」とニッコリ。
いつまでこの賃貸物件に住むかは分からないが(めちゃ長く住むかもしれないし、短い滞在になるかもしれない)、この家に住んでいると、日本の温泉のように足を伸ばしてゆっくり肩まで浸かる、というものが恋しくなりそうだ。幸い、ジャグジーが併設されているHEのお家がこちらには多数あったり、国内有数の温泉地ということもあって、たまのお休みの楽しみはゆっくりお風呂に入る!ということになるかもしれない。
僕の日本人としてのDNAにもしっかりと「お風呂文化」は染み込んでいる。
(イスラエルに暮らした半年間、フィリピンに暮らした2年間はほとんどシャワー生活だったが。)
あぁ、お風呂の事を書いていたらお風呂に入りたくなってきた。
来週末にはこちらは「春休み」に突入します。
泰ちゃんが「サーフィンしてみたい!」というので、ビーチに近いお家を借りてサーフィン教室に通おうかなと計画しています。そこのお家にはジャグジーがあるというので今から楽しみにしています。