日々の暮らし,  学校,  ニュージーランド

こちらに来て2ヶ月が経ちました

今日は10月20日(金)、今日学校へ行ったら、3連休です。
今日は全校集会で野ちゃんのクラスの発表があり、劇をするようです。
放課後は器械体操の習い事に行ってきます。
サッカー、ラグビー、ホッケー、ガールスカウト、ドラム、スイミング・・・色々な放課後のアクティビティがある中で、器械体操を選択するとはちょっと意外でした。


さて、こちらに来て2ヶ月が経ちました。
まさか、家族が2つに分かれて渡航するとは思ってもいませんでしたし、まさかまさか2ヶ月も離れ離れで暮らすことになるとは、という感じです。

結婚生活13年目ですが、初めての経験です。
子どもたちもお母さんとこんなに長期間離れて暮らすのは初めてで、予期していなかった分驚きも大きいですが、それなりに3人で力を合わせてやっています。
幸い、ここニュージーランドでも日本でもみんなが怪我や病気することなく元気でいられているのが救いで、元気がなくなってしまうと一気に大変になってしまうのかもしれません。
こちらは健康面では野菜たっぷりスープを毎日切らさないように心がけていたり、森にマウンテンバイクを3人でこぎに行ったりして心理面でのリフレッシュにも気を配っています。

泰ちゃんは「学校」というものに慣れずに疲れをためる日々ですが、「最初慣れないものに向き合うのは心身ともに疲れるものだから」と諭しながら、でもこういった経験を積んでいくことによって、今後様々な出来事に上手に自分で対処出来るようになって行くのだと思うので、ここは頑張りどころだと励ましながらやっています。

新しいことが多く、3人で色々とチャレンジです。

野ちゃんは相変わらず「英語全然分からなーい。何言ってるのか全然分からなーい。」と言いながらそれでも元気に毎日学校に通っています。ちょっとずつ単語を読めたり書けたり出来るようになってきていたり、ちょっと何かに失敗すると「Oops」と言っていたりと、自然と英語が染み込んでいっているのだと感じます。

野ちゃんにしても、泰ちゃんにしても家で英語のフォローアップしてあげたらもう少し効果的に英語が入っていくのかもしれませんが、キャパオーバーになって面白くなくなってしまってもいけないので、家ではなるべく「楽しい」時間が過ごせるようにしています。

泰ちゃんは学校でタッチラグビーのチームに入り、そして野ちゃんはネットボールのチームに入りました。
2つの競技とも日本ではあまり馴染みの無い競技ですが、ルールを覚えながら1から楽しんでいます。
こちらはとにかく試合をして競技を楽しむようなそんなスタイルでそれぞれ毎週試合があって、そして練習も週に1回行っています。

送迎が大変っていうこともあるかもしれませんが、なんだか「子どもを持つ親」になったんだなぁと実感するようなそんな機会になっています。
近隣に素敵なラグビー会場やネットボール会場があり、それらに赴いて観戦するのも一興です。

僕の方はと言うと、Term4(小学校は4学期制)になり、生徒と触れ合う機会も増えてきました。
Bushでの活動として生態系の保全(害獣駆除)や林産加工(しいたけ栽培)や環境整備(枯死木の伐倒や幼木のマルチングなど)などの活動を生徒を巻き込みながら行っています。

担任の先生がクラスの生徒を引き連れてBushで授業を行うこともあります。

一緒にニュージーランドの害獣対策について勉強したり、椎茸の植菌体験をしたり、環境整備をしたり、まだまだどういった形になっていくのか模索中なところはありますが、色々と動きながらより良い形を見つけていけたら良いなと思っています。
(「学校」「クラス」での時間がしんどいという子にとっての憩いの場になったら良いなという風にも考えています。)

害獣の駆除に関しては、以前の記事でも書いたように、僕にとっても結構新しく、そして刺激的な中、周りの色々な人の意見を参考にしたり、環境保全省のホームページを参照したりしながら、ここで自分が何が出来るのかを考えていきたいです。僕にとってもとても良い勉強になっています。

今週は毎日の様にPossumが罠にかかりました

生態系の保全に熱心に取り組んでいる国だからこそ、そこで害獣指定を受けている動物にとってはとてもシビアな環境が待っています。僕の中にも、せっかく授かった生なのに・・・という気持ちとの葛藤がやはりあります。でも今は駆除を生徒と一緒にいながら、それでも単に土に戻すということでなくて、いかにその生と向き合うか、感謝するかをなるべく考えたいなと思っています。

ニュージーランドでは害獣指定されているPossum。その毛皮を活用した産業が興っているという記事を読んだりするようになりました。ポッサムファーとして色々なアウトドアウェアに登場したり、衣服のシーンに登場しているそうです。肉は犬や猫などのペットフードとして活用されているようです。
こちらではPest(害獣)とレッテルを貼ってそれらの対象を単に忌み嫌う風潮が子どもにも大人にもありますが、ちょっと立ち止まってその生き物と向き合いたいなというのがいま現時点での僕の気持ちです。

皮をなめして毛皮として活用する道について生徒と探求してみることにしました。
お肉はイタチやラットなどの罠に活用しています。

ハリネズミ、ラット、ポッサムと日々色々な「害獣」が罠にかかります。

先月ハリネズミが罠にかかったときには「害獣」とは知らずにまだ生きていたのでリリースしましたが、ニュージーランドではハリネズミも「害獣」として指定されています。

ニュージーランドには3種類のラットがいるそうで、写真はNorway Rat。3種類すべてのラットがここBushで捕まっています。

日本にいるときから興味のあった養蜂も先日あるクラスと一緒に見学に行ってきました。
見学先はセイヨウミツバチを使った養蜂でした。
Bushで養蜂も出来たら面白そうだなぁと思ったりしているのですが、アレルギーの関係で学校での導入は難しい様です。
もうちょっと色々と調べたりしたいなぁと思っています。

と、僕の方は日々楽しいことが目白押しで充実した日々です。
お父さんが楽しそうにしていることが子どもにとっては一番の薬かなとも思っているので、これからも毎日楽しく暮らしていきたいなと思っています。

ニュージーランドに来て思い出すのが、カナダ、ケニア、イスラエル、フィリピンなど異国で暮らした日々の事です。異国で暮らすだけで日々色々なインプットがあったなと思い出します。振り返ってみるとどれも良い思い出なので、きっとここのニュージーランドでの暮らしも良い時間になっていくのだと思っています。

楓ちゃんのビザの認可も最終段階とVISAアドバイザーの人には聞いています。
早く合流できますように。

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