
母親 父親 子育て
人類は長きに渡って、恐らく集団で暮らし、子育てを行っていたのでしょう。
母親だけで子育てしていくには恐らく環境は過酷で、集団で暮らしていくことによって自らの安全を確保してきたのでしょう。
核家族の形態で人々が暮らすようになってきたのはきっと安全が確保されるようになってきたからというのが要因の一つでしょうが、従来は子どもを育てるにあたって、母親が担う役割、父親が担う役割、もっと広域におじちゃん、おばちゃん、お兄ちゃん、お姉ちゃん、などなど多くの周りの人達との関わりの中で自らを成長させ、みんなで混じり合いながら子育てしていたのだろうと思う。
3人暮らしが4ヶ月目に突入して、なんとか健康管理だけはと思いせっせと自炊はしているものの、我が家で菜生ちゃんが主に担っていたであろう、家庭の温かみやエンターテイメント性、心の安全基地的な役割の偉大さを痛感している。
子どもたちを大きく優しく包み込んであげたり、許容したり受容したり、共感したり、気持ちに寄り添ってあげたり。そういった子どもたちの精神状態を良い状態に保つ為の僕自身の力不足を今ヒシヒシと感じている今日この頃なのです。
みんながみんな慣れない環境で大変な思いをしているのだと思う中、比較的言語も出来てストレスの少ない僕が、子どもたちの精神的フォローをしなくてはと思いながら、なかなかそれが上手く出来ていないというのが今の僕の課題。
この3人暮らしがもうちょっと長引きそうという見通しの中、そこのスキルの見直しだったり、時間を充てるというのが今の僕のミッション。
幸いにもあと2日学校に通ったら夏休みに突入。
6週間の夏休みは、僕も丸々お休み。
3人で楽しく、心軽やかに夏休みを過ごすというのが目標で、日本から友達家族が遊びに来てくれたり、東京の両親が遊びに来てくれる予定なので、楽しく過ごしたい。
本当は家族6人で楽しい夏休みを過ごす!ということが叶ったら良かったのですが、それはちょっと難しそう。
長女のビザに関しては粘り強く向き合っていきたいなと思います。
すぐに妹にちょっかいを出して、それが引き金になって長女も大泣きしたり、肩をいからせて家の外に飛び出したり、自分の部屋の荷物をばら撒けてぐちゃぐちゃにしたり、車のシートに噛んだガムをなすりつけるとか、とにかく僕が困るような事をする。
一番困っているのはきっと彼女というのは頭では分かっていても、「こっちに来ないで」「放っておいて」「嫌い」なんて言われるともう勝手にして!と突き放したい気持ちになるが、本当は放っておいて欲しくなくて、なんとか「よしよし」となぐさめてもらいたい、という気持ちなのかもしれない。

夫婦というチームがあるときは、どちらかが叱って子どもたちがシュンとしているところを、もう片方がフォローして、というチームプレーが出来たものだが、1人だとどうにもこうにも上手くいかない。
普段から慣れない環境で学校に通うというストレスも僕が想像する以上に大きいのかもしれない。親としては多少のストレス耐性もついたら良いなぁと思うのだが、そのストレスを乗り越えるほどの家庭環境(心の安全基地)を確保出来ていないのかもしれない。
なににせよ、大変だったここ1週間をなんとか乗り切り週末にたどり着いた。
そしてこれからは夏休み。
なんとかここで時間を稼ぎながら、長女のビザの朗報を待ちたい。
それにしても、もし仮に長女のビザが認可されないという事態になってしまったら果たして我々はどういう選択をするのだろうか。とそんな仮の話を良く考える。
こんな家族離れ離れの暮らしをするために外国への引っ越しを決断したわけではもちろん無い。
まさかこんな事になるとは・・・という感じだ。
よく休み よく遊び
外界に飛び出していくにはそれなりの元気も必要で、内でゆっくりする時間も大事なのかもしれない。
なるべく外界に出て色々なものに触れたいなと思うのだが、あまり無理も出来ない。

近くの乗馬させてもらえる牧場に出かけて行って乗馬させてもらったり

鳥取の敬愛する牧場長夫妻が遊びに来てくれたり
今日は世界各国のクリスマスパレードに日本チームとして参加させてもらう予定にしていたり。
心身の健康に留意しながら、なるべくたくさんの経験をしていきたいなとは思っています。
鳥取ではシングルで子育てしているママさんパパさんが身近に何組かいました。
こちらではたまに見かけますが、それ以上に再婚家庭をとても頻繁に見受けます。
ニュージーランドでは13歳以下の子どもだけのお留守番が法律で禁止されています。
スーパーなどの買い物で駐車場で車の中で待っておくということも駄目な様で、通報されてしまうこともあるそうです。
1人の大人で子育てするのは、ベビーシッターをお願いしたり、友達にお願いしたり、相談する施設や担当課もあるみたいですが、何かと大変、気苦労もあったりするものです。
子どもを大事にしているという大前提がありつつも、夫婦で融通し合って連携している姿をみると時に羨ましく思ったりもします。
職場に子どもを連れてくるのも一般的で、校長先生も孫の子守を校長室でしていたりする日もあります。
なかなか異国の地で、ワンオペで生活という慣れない事も多いですが、いろいろな人に相談しながら、助けてもらいながら、様子を観ながら、本当にぼちぼちと欲張らずにやっていきたいと思います。
夏休み
リスタートな気持ちで頑張ります!

