若いときの苦労は
今日が今学年度最後の登校日。
生徒はお昼までの登校で、お昼からは先生たちの慰労会。
先週から指折り数えていた夏休みの開始日。
子どもたちは慣れない環境で、しかもお母さん抜きのこの環境で良く頑張ったと思います。
学校のある日は疲れてイライラしがちだった泰ちゃん。
最後の1週間は野ちゃんも疲れたのか、情緒不安定に。
どちらかがイライラしていたり、泣いていたりすると家族の雰囲気としてなんだかどんよりとしてしまいますね。
僕はそんな状況でも温かい太陽の様に子どもたちを包んであげられるだけの器量がありません。(課題)
泰ちゃんにはよく
「若いときの苦労は買ってでもしろ、って昔から言うし」
とか
「可愛い子には旅をさせろ、っていうことわざもあるよ」
とかなんとか励まし励ましここまでたどり着きました。
(苦労も自分で選択した苦労だったら、その苦労を苦とも感じなかったり、逆に楽しめたりもするのでしょうが、受動的に降り掛かってくるような苦労は大変ですね。)
振り返ってみると3ヶ月あまり現地の学校に通ったことになります。
最初は訳わからなかった英語も、野ちゃんも泰ちゃんもそれなりに聞き取れる様になってきているみたいで、泰ちゃんは「だいたい何言ってるか分かるようになってきた。」とのこと。
先日、夜に英語でディズニーの「モアナ」を観ていると、「あ、いま何言っているか全部分かったわ!」と泰ちゃんが言うので、日本語に訳してもらうとなんと本当に全部きれいに訳すではありませんか!(途中から野ちゃんも加わり日本語にして観ました。野ちゃんの気分転換の道具として観始めていました。)
もちろん、分かりやすい部分がたまたま分かっただけで、全部が全部分かるわけではもちろん無いですが、それでも3ヶ月前の彼に比べたら格段に聞く力がついているなと感じます。
そのうち段々と話せるようになって、段々と書けるようになっていくのでしょう。
ある先輩移住者のブログを菜生ちゃんに紹介してもらって読んでみると、引っ越して最初の3ヶ月が最初の山とのことでした。
今が一番大変なときだと、みんなで慰めそして励ましながら過ごしたここ数日でした。
昨日は卒業式でした。
僕もちょっとだけ参加させてもらいました。
卒業式のあとはみんなで学校でディナー・パーティの様でした。
なんか西洋っぽいと思いました。
日本の卒業式と比べるとポップでカジュアルだなぁと感じましたよ。
泰ちゃんはあと1年この小学校で勉強することにしましたが、1年後にはこうして卒業していくのかと思うとちょっと感慨深い気持ちになりました。
菜生ちゃん達ともまだ合流していないし、一緒に卒業式を迎えることが出来たら嬉しいなと感じました。
先週の金曜日に表彰式があり
野ちゃんは誠実な頑張りが認められて表彰されていました。
昨日はもう「勉強」という感じではなく、お楽しみ会をしたり、来年度に向けての教室の準備などでした。
水鉄砲と水着を持参して遊んでいるクラスもありました。
野ちゃんたちのクラスはお菓子を持ち寄ってのお楽しみ会でした。
また夏休みに入ることだし、生活を立て直して、しっかりと目的意識を持って一日一日を過ごしていけたら良いなと思います。(堅い?)
異国の地で新生活を始めるのは確かに大変な部分もあるかとは思いますが、我が家の場合は家族が離れ離れの状況になってしまっているというのが困難を感じる大きな部分になっているのでは無いかと思います。
ニュージーランドは良い国だなぁと思っています。
新しい国っていう感じがします。
学校からの帰り道、家に着く寸前に「あ、靴忘れた!」と靴を履いて帰るのを忘れた野ちゃん。
なんだかニュージーランドの子みたいだなぁって微笑ましい気持ちになりました。
先週末はロトルアのマルチカルチャーセンターのお声掛けで各国がそれぞれの衣装を来て、クリスマスパレードを行いました。
マルチカルチャーセンター以外にもたくさんの団体が参加していてとても賑やかでした。
たまに日本人グループの活動に参加させてもらうようになったのですが、子どもたちは日本語の環境にリラックスするみたいで、しばらく定期的に通ってみたり、お友達になれたら良いなぁと思っています。(夏休みは活動無いみたいですが。)