新年度のスタート
ニュージーランドの新年度は2月(1月末)からスタートします。
僕たちが通う学校も1月30日〜新年度がスタートしました。
僕たちは最初の3日間は一時帰国をしていた為欠席しましたが、それからは毎日元気に通っています。
野ちゃんは日本に残ったので、僕と泰ちゃん男2人の気楽な暮らしです。
野ちゃんは帰国前は毎日鬼の様に怒っていましたが、帰国してからはそんなことも無いようで、本当にストレスが大きかったんだな、と6歳の野ちゃんに過度なストレスをかけてしまって反省。
お母さんと姉と妹とじいじとばあばと一緒に楽しい日本語ライフを過ごしているみたいです。
新年度になってクラス替えがありました。
年度末に来年度のクラスの意向を全校生徒がアンケートで答え、そのアンケートをもとにパズルのようにクラスを決めて行きます。
泰ちゃんは前年度は小さなクラス(25人程度)に古風な厳し目なおばちゃん先生だったけれど、今年度は大きなクラス(コラボレーティブクラス60人程度)で3人の女性先生が担任です。
去年は厳しい先生でよく叱り声が教室に響くようなそんな緊張感のあるクラスの様でしたが、今年は優しい3人の先生。
よく身体を使ったゲームをしたりするようで、今日も「こうこうこんなゲームでね・・・」とお話してくれたり。
「先生の怒った声が響かないのが良い。」「ゲームが楽しい。」と、去年度との違いを表現してくれていました。
確かによく怒る人よりはそうでない人と一緒にいたほうが心が落ち着くと思います。
相変わらず英語は苦労しているみたいですが、それでも「来たばかりの頃と比べるとだいぶ言っていることが分かるようになってきた。」とのこと。
新しいクラスでは両親が日本人の女の子(ニュージーランドで生まれた)もいるのですが、何故かまだおしゃべりしていないみたい。
僕だったらすぐに「助けて!」って言いそうなのに、日本語でおしゃべりするのが恥ずかしいのかな?
なんとか日本語なしでやりくりしているみたいです。
こちらはまだ暑い(と言っても最高気温26℃とかですが)日々です。
近くの湖に行ってひと泳ぎ、僕はひと浮かび、してリフレッシュするのが最近の流行りです。
泰ちゃんと2人だけなので、「湖行こうか?」と言った5分後には湖に向けて出発出来ます。
フットワークの軽さ。
森にマウンテンバイクをこぎに行ったり、湖に泳ぎに行ったりと、本当に恵まれた環境だなぁと思います。
(早く合流したい!こちらに来て半年、変わることのない心の叫び)
日本に一時帰国した際に菜生ちゃんが泰ちゃんに渡していた本
・バビロン大富豪の教え
・13歳までに伝えたい 男の子の心と体のこと
男2人で、「お金」の話だったり「性」の話をしています。
普段あまり話すことをためらいがちな話題だったりしますが、本を間に挟むと自然と話せたりしますね。
「株とか投資とかインデックスファンドとか色々とあるかもしれないけれど、自分で稼ぐ力は大事だよ!そのために自分に投資することを自己投資っていうんだよ。」
っていう話だったり
「しっかりと性の事を理解して、相手の事を気遣える優しさは大事だよ。」
ていう話だったり、どこまで泰ちゃんに響いているか分からないけれど(僕の言葉よりも菜生ちゃんの言葉の方が響くので)、僕なりの感想をお伝えしたりしています。両方ともなかなか難しいことで、僕もまだ上手に出来ていないかもしれませんが、自戒の念も込めながら泰ちゃんに伝えています。
本当に早く合流したい(特に泰ちゃんは切望している)けれど、男2人の気楽な暮らしも貴重だなぁと思っています。
人類がニュージーランドに来る前の景色が見える森に2人で出かけようと計画していたり、釣り竿を買って、釣り名人にサクラマスの釣り方を教えてもらいたいなと思っていたり、もっとマウンテンバイクを乗りたいなと思っていたり。
3月に合流できたら良いね!と菜生ちゃんとは話していますが、1ヶ月なんてあっという間。
仕事の方は、新しく教室を1つあてがってもらったり、生徒に向けての授業が出来たら良いなと考えていたり、新しいチャレンジがありますが、まだ手探りなところも多いです。
去年やっていた、学校の隣のブッシュでの害獣駆除のプロジェクトを引き続き5年生と一緒に行ったり、今日は外部講師をお招きして外来植生の駆除を1つのクラスと一緒に行ったりしました。
本当に自由度を持って学校に居らせてもらっているけれど、自由度が高いというのはそれはそれで大変な事もあったりします。
結果を出して行かないといけないというプレッシャーを感じながら、僕は僕でもがいていきたいと思っています。
選手に考えさせて、自分たちで主体的に・・・というサッカー監督は勝っているときは「良いな」って称賛されることが多いけれど、負けてしまうと批判されますからね。
勝負の世界はシビアです。
僕もそこそこ厳しく闘っていきたいと思います。