多様な人生に触れる
色々な人との出会いを楽しみに、日本の智頭町を離れてニュージーランドにやってきた。
ところ変われば人も変わり、出会う人から自分の世界の広がりを感じる。
日本にいるときは「変わり者」というフォルダに入れられることもあったが、こちらに来て僕自身がその様に感じる機会は減少した。
周りに「変わり者」がたくさんいるからだ。
紹介し始めたら枚挙にいとまがないが、離婚して50:50で子育てしている夫婦はとても良く目にするし、同性婚して子育てしたいからと日本からニュージーランドに移住してきているカップルにも出会った。
ボートの上の暮らしが気に入って9年半湖の上でボートで暮らしているという男性に湖で出会ったり、年の半分は石油王の所有する船舶のエンジニアをしているという人がいたり、広大な農地を購入して泥でブロックを作りそのブロックで家を建てるというリアルマインクラフトの様な暮らしをしている夫婦に出会ったり。
日本では「普通」であることに引っ張られるようなそんな引力を感じたりもしていたが、こちらではそもそも「普通」というような事がない。それぞれが自分の「好き」に素直に生きている。そしてそれが僕には心地良い。
今日会ったお父さんは12歳の娘と夏休みに21日間かけて自転車でニュージーランドの北島を縦断していた。
「ここではないどこか」
「これではないなにか」
を感じながら自分の器を大きくしていく作業。
それを夫婦で家族で出来ていったら良いねと決断した海外移住。
今は息子と2人暮らし。
まだ家族全員とまではいかないが、早く家族揃ってニュージーランドで暮らせる日が来たら良いなぁ。
我が家は移住に際してビザ申請のサポートをお願いしていたアドバイザーさんが変わりました。
色々と進みながら、やってみながら分かることもたくさんあります。
ゲームのように過去に戻って簡単にやり直すというような事は出来ません。
その時その時の最善の選択を出来るようにやっていくしかありません。
新しいアドバイザーの方はとても親身になってくださり誠実さを感じます。
「誠実さ」が1番欲しかった部分なので嬉しいです。
この秋休みは息子とフェリーに乗って南島のネルソンという町に旅行に出かけました。
ネルソンでオークランドに住む友人家族と合流して5日間一緒に遊びました。
これまた色々なお話が出来たり、子ども同士でも楽しく遊んだりと、とても濃密な時間でした。
ニュージーランドに来たら家族でやりたいこと、を息子と2人でどんどん経験していっています。
今を楽しむこと。
大人が楽しんで生きている姿を子どもに見せること。
上手くいかないことや大変な事もあるかもしれませんが、なるべく前を向いて、楽しい時間を紡いでいきたいと思います。
ニュージーランドに行く!と決断した時に夫婦ともにニュージーランドに行ったことも無く、ニュージーランドに住む友人もマオリのアロン1人だけという感じでした。
そのアロン(農林高校でアロンは同僚の英語の先生でした。)
そのアロンとも約10年ぶりにネルソンで再会出来ました。
アロンは3人のお子さんのお父さんになっていました。奥さんとの付き合いも長いですが、つい数日前に結婚したと言っていました。
結婚とは紙面上での事と、飄々としたアロンでした。
潮干狩りの有名スポットを紹介してもらい潮干狩りに。
コックル貝という貝が採れることで有名なビーチでしたが、1人150個までとのこと。
5人で出かけて約400個採って帰り、クラムチャウダーや酒蒸しなどにして美味しくいただきました。