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シュノーケリング〜水面下の世界〜

「良い選択」だったなぁと思える人生の選択の1つに大学を1年間休学してイスラエルのキブツ(イスラエル農業共同体)に行ったということがある。

自分のその後の進路について悩み、一度立ち止まり、その時の関心事だった環境問題、とりわけ乾燥地農業・緑化について考えたいというのが主な目的だったが、そのキブツでの経験や出会いは自分の想定していた以上のものだった。

2歳年下のキース(南ア)と同居することになり一緒にキブツ内の家で暮らすことになるのだが、彼は「自分の人生に冬は要らない」とイスラエルでダイブマスターの免許を取り、ダイビングインストラクターとして世界中を旅するというそんなライフプランを当時抱いていた。(今はどうもタイにいるらしい。)

僕はダイビングに当時全く興味を持っていなかったが、彼と同居するうちに、週末は彼とダイビングに行ったら楽しいかもと思うようになり、イスラエルのエイラットという町でダイビング(アドバンス)の免許を取ることにした。ヘブライ語でダイビングのライセンスを取ったのも今思えば良い思い出。

イスラエルに行くまではその南側にある紅海が以前マルコポーロが「世界で一番美しい海」と評したことも知らなかったが、エイラット、そして国境を超えてエジプトのシナイ半島にキースと旅したダイビング・シュノーケリングの旅は僕の視界を大きく広げた。

こんな世界が水面下に広がっていたとは。

多種多様で色鮮やかなサンゴ礁の数々と魚たち

それらを見るのは真っ暗闇で満点の星空を見上げる感覚と少し似ているのかもしれない、自分のちっぽけさを感じたり、自分は自分で良いやと素直に腑に落ちたり。

キースとの出会いや紅海で泳いだ経験はその後の人生を生きやすいものにしていったと思う。

生きやすさって大事だと思う。

「ま、いいか」って思えることはたぶん大事。

今回子どもたちと少しでもそんな経験を共有できたのは良かったなと思う。

言葉も通じないケースが多いけれど、言葉以外のツールを使ってコミュニケーションを図る。
そんなことを子どもの前で、子どもたち含めて経験できているのも良い経験だなと思う。

しっかりと喋れなくても大丈夫、伝えたいという気持ちが大事、伝えたいモノがあるかどうかが大事。

僕も久しぶりな感覚だけれど、言葉はお互いに分かり合えないけれど、通じ合えたと思えたときの満足感。

明後日には帰国(ニュージーランド)

無事に帰宅するまでが遠足。

気を抜かずに最後まで安全に帰りたいと思います。

今は4つ目の島、この旅程最後の島Moorea島に滞在しています。

今までそんなに雨に降られることも少なかったですが、ここ数日はずっと雨。

気持ちを切り替えてゆっくり骨休みをしています。

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