
ニュージーランドで教師をしている外国人
ニュージーランドにやってきて1年と9ヶ月になろうとしている。
仕事は小学校の先生、クラスの担任という訳ではなく、日本で言うところの専科の先生(音楽とか体育とか)「Bushの先生」として働いている。
僕の勤務する学校には沢山の外国人の先生がいる。中国人、インド人、カナダ人、イギリス人、オランダ人、南アフリカ人。
英語が母国語の人もいれば、中国人やインド人やオランダ人の様に第二言語の人もいる。
そう言えば日本で外国人の先生(義務教育年齢において。高校でも少ないか)は「英語」という科目ではALT(Assistant Language Teacher)の様に目にすることは多いが、それ以外で目にすることが極端に少ないのはひとえに言語の壁なんだろうと思う。
拙い、ちょっとアクセントが独特な外国人が日本の学校で先生をしている姿を想像するとなんだか僕はほっこりとした気持ちになるが、きっと今の僕は周りからみたらそんな存在なんだろうと思う。
我ながらよくやっていると自分で自分を褒めてあげたい気持ちになる。
さて、ニュージーランドで教職課程を経ていない先生たちはその母国での取得単位やら職歴などが考慮されながらニュージーランドの教師としての資格が発給されるのだが、よく聞く話としては1年間の教職課程が課されたりすることも多い。僕の同僚のイギリス人の先生や中国人の先生もその1年間の過程が課されたと言っていた。
カナダ人の先生も1年ほど学校でボランティアとして入っていたと言っていた。
そして、現場に入るとメンターがついて2年間ベテランの先生が伴走してくれるというシステムがある。(新人の先生も同様。)
僕はどういう訳か、幸か不幸か、そういった過程を飛ばしていきなり現場に投入されて今に至る。そして昨日やっとメンターの先生がついてくれてその2年間のプログラムがスタートした。
校長先生としては僕の履歴書などを見て、「学校に隣接している使われていないBushと僕を繋いだら何か面白い事が起きそう」というような直感で採用してくれた様に感じているが、最初は皆で手探りだったが、やっとなんとか正規のルートに乗っかった様なそんなちょっとした分かりやすさみたいなものを感じている。
実際、特定の相談相手が出来たというのもとても心強い。
そして奇しくもそれが前の記事で僕が言及した「週4日勤務」を実践している同性の先生だったのも面白い。
彼は44歳の現役のサッカー選手で毎週金曜日は奥さんとゴルフをしているという先生。
ユニーク。面白い。
なんか今まで一生懸命泳いで来て、やっと浮島にたどり着いて一息つけたような、そんな感覚でしょうか。
無いなら無いなりにやるしかないのですが、あったらあったでとても助かるもの。
最近の僕の事例で言ったら、薪ストーブを着火するときの着火剤でしょうか。
超簡単に着火できてとても助かっています。
今まで変なこだわりであまり使う機会が少なかったですが最近は着火剤の使用に有り難みを感じています。
そんなこんなでまた1つチェックポイントを迎えたようなそんな日でした。

