
野外食
多幸感っていうものに興味があります。
自分はどういう時に幸せを感じるのかな?
5年後、10年後、20年後、自分はどんな状態であると幸せなのかな?
死ぬ前にどんなことを感じていたいかな?
そんな未来からの現在への逆算も時にしたりします。
金融の世界で複利の力を利用して・・・なんて言葉はよく目にして耳にしますが、自分の人生あと40年くらいだと仮定した時に、自分自身にいかに複利を利かせて今から投資していくか、日々何を考えて行うか・・・そんなことを考えたりもします。
そして、僕の人生について考えると共に、パートナーの菜生ちゃんの人生、子どもたちの人生についても考えて、話したりします。
前置きがちょっと横道に逸れましたが、外でご飯を食べるのが好きです。
それは外食レストランへ行って食事というよりも、ピクニックみたいなイメージです。
最近我が家は庭作りがブームで、夫婦で庭作りを楽しんでいます。
今年度は毎年行っていたお米作りをお休みして(前年度たくさんお米が穫れたのもあって)、お米作りの無い1年を味わう予定です。
例年ですと今時は田植え真っ只中ですが、田植えもしていなければ、苗作りもしていなければ、田んぼの荒起こしも、代かきもしていません。
よく友人に「米作りしないで何してるの?」って聞かれることもありますが、「石窯作っている。」と答えています。

玄関のアプローチを作っていた時に余ったレンガで石窯用のスペースを作っていました。
当初は石窯だったりBBQの炉台があったら良いねという風に話していて、スペースだけ確保していました。
4月になって、子どもたちと一緒に土台作りからスタートしました。

ブロックを積んだり、コンクリートを練ったり、鉄筋を切ってブロックの骨組みにしたり。

上の部分は手書きでデザインを描きながら、色々な前例を参考にしながら「あーが良いかな、こうが良いかな」なんて色々考えながら。

合間にタケノコのアク抜きの場所になっていたり・・・

なんとなく2層式の石窯が良いなと考えていて、スペースにあった寸法で手作りした。
耐火セメントを枠に流し込みながら作ったり。

「きっとオーブンレンジでするのが簡単で上手に出来るんだろうな・・・」とは内心思いながらも、それでも薪を調達してきて実際の火で調理することの楽しさだったり、野外で調理して食べることだったり、そんなことがきっと僕には幸せなんだと、そう自分にも言い聞かせながら。

決して得意では無い工作も、ちょっとずつですが、やっていくうちにそれなりにはなってきて。

ちょうど義弟のシモンさんが作った石窯を解体して、耐火レンガと赤土はたくさんあったので、それらを再利用して作れそうな石窯を作ってみることにした。
インターネットや購入した本などを参考にしながら。
レンガでアーチを作っているときは古代ローマのことを勝手に想像しながら作っていました。
こんなアーチ状の橋を渡ったなーとか。

木端や土を盛って、その上に濡れ新聞紙を貼っていって形を作りました。

その上にもらった赤土を練り直して塗り重ねていきます。せっかくたくさん赤土をもらったので、もらったものは全部練り直して、塗り重ねていきました。

田んぼも泥遊び、水遊びだけれど、この石窯作りも泥遊びだなぁと思いながら。

蓄熱のことも考えて分厚くしたら良いんだろうなぁと思って、ある赤土は全部練り直して、塗り重ねて。塗り重ねていったら丸みを帯びて軟らしい感じになりました。

慣らし運転の時に低温でも何か焼きたいと思い、パンを焼いてみました。

最初はウィンナーパンとチョコパン
早起きした野ちゃんも一緒に作りました。
早起きは三文の徳。

オーブンレンジでピッとしたら簡単なんだろうけれど、火焚いてするのはとても楽しい!
昨日は、ちょっと練習してみようと高温にしてピザ焼きにも挑戦しました。
クリの木でやると香りが良いと聞いたことがあって、栗の木を燃やして作りました。

傍らに使ってなかった温度計を置いて、炎のゆらめきや色など見ながら感じを掴んでいきます。

昨日は計5枚焼きましたが、段々とコツや様子が掴めてきました。
昨日はワーッとなんだか初めてということもあり、バタバタと大変でしたが、慣れてきたらよりスマートにより上手に焼けるんじゃないかなという手応えは感じました。
ピザを焼いて、パンを焼いて、最後は熱燻で豚肉を燻して・・・
と楽しみました。

ガーデンキッチンライフの始まりです。

