休日

家から離れる

どこかへ行くというのも大事だろうが、家から離れるというのも大事なのかもしれない。
我が家の場合も「家から離れる」という事を時折行い、その時間を大切にしている。

この夏休みも家から離れるということを出発点に、離れている間どこへ行こうかと話をして、「青森へ行ってみたい!」というところから結局、青森へ行くのにどうにもアクセスが困難で今回は「知床」をキーワードに旅立つことにした。

青森(下北半島・白神山地)はまたいつか生きているうちに訪れてみたい。

船旅が好きな我が家。

今回は舞鶴〜小樽の新日本海フェリーを利用しての旅を計画した。

デッキに出て海を眺めたり

最初は小樽について、小樽・函館あたりをキャンプして過ごして・・・なんて思ったりしたが、中学校の時に行っていた知床100平方メートル運動の事が何となくずっと頭に残っていて「知床」というのはいつか行ってみたい場所になっていたので、今回思い切って知床まで足を伸ばしてみることにした。

小樽に夜に到着、その晩は大学生が運営しているゲストハウスで1泊。
翌日は旧来からの友人を訪ね、そこで1泊。

次の日から6泊知床に滞在するプラン。
今日は4泊目が終わったところ。

北海道は雄大

キャンピングカーを手放し、屋根の上に載っけることの出来る防水バッグを購入し旅に出かける。
バッグのおかげで車内空間にはゆとりがある。

斜里岳が見えるクリオネキャンプ場

知床半島の世界自然遺産エリアまですぐの所にある斜里町のクリオネキャンプ場にベースキャンプを設営。

家族で1泊2200円だからありがたい。
最近はずっとキャンピングカー泊での旅だったから家族でテント泊は実は久しぶり。
陽ちゃんは初のテント泊。

みんな嫌がることなく、毎回割とぐっすり寝てくれるものだから逞しくなったものだとちょっと感心する。

クリオネキャンプ場は室内で過ごせる場所もあって、子どもたちはそこのボードゲームなどにもハマって楽しく過ごす。

持参したロープが大縄に

ボードゲーム(ツイスターゲーム・カーリングゲーム)をしたり縄跳びをしたりという時間の過ごし方が子どもたちは実は大好きだったりして、こういうことならばどこかへ行かなくても家でも出来るね、とも言いながら家を出たいのは主には大人の都合。でも、家にいたらゆっくりみんなで縄跳びをしたり、ボードゲームをしたりというような心理的な余裕を生み出すのが実は難しかったり。

家の様にしてくつろぐ

こういうキャンプ場にいると、日本を自転車で3周しているんですという青年に会ったり、ワーケーションで1週間知床に滞在する予定ですというビジネスマンに出会ったり、老夫婦でハイキングを楽しんでいたり、チャリダーやバイカーなど多くの人と人とが行き交う。

年頃の泰ちゃんはこういう環境が新鮮だったみたいで、「色々な凄い人がいるんだね。」と彼なりに何か刺激を受けた模様。
確かにホテルなどに泊まるとこういった出会いは希薄だ。

我が家は我が家でちびっ子(4人)を連れて鳥取からテント泊をして・・・というのも珍しがられて、そしてたくさん可愛がられた。

そのキャンプ場では毎晩ライブみたいなものが催されて、旅人が歌などを披露していく。
こういう居場所作りなんてのもやっぱり面白いし、若かりし頃(今もこうして)、よく訪れてたくさんの刺激をいただいたこういう居場所はやっぱり何だか大切な場所の様な気がする。

多分、メインストリームでちょっと疲れちゃうような人がこういった場所で英気を養うというような意味合いもあるんじゃないだろうか。色々あるんだな。自分は自分で良い。そういう風に思えることは生きていく上でのレジリエンスにつながる。

知床五湖の散策

滞在中にぜひ野生のヒグマを見てみたいと思いながら過ごしていますが、未だに見ることは叶わず。野生の大型哺乳類には何か感じるものがありますね。

ホエールウォッチングも有名なポイントらしくて、7月はシャチが、8月はマッコウクジラなどが見れるらしいです。斜里町とは知床連山を挟んで反対側の羅臼町側がポイントらしいですが、羅臼町は斜里町とは天候が全然異なり、斜里町は良い天気でも羅臼町は雨が降っていたり風が吹いていたり。風が吹くと船が揺れるので、風が止むのをひたすら待ってタイミングを見計らっていますが、船に乗り込めるのでしょうか。今日か明日に乗れたら良いなと思っていますが。

子どもたちもクジラやイルカを見るのを当初からとても楽しみにしています。

カムイワッカの湯の滝

それなりに観光も楽しんでおり、知床五湖・カムイワッカの湯の滝・網走刑務所・流氷博物館・ジンギスカン・さくらの滝(サクラマスの遡上)・などにも出かけたり公園で遊んだりもしています。

子どもたちの機嫌、主に楓ちゃんの機嫌をいかに良い状態で保つかというのがポイントです。
疲れを溜めない、空腹にさせない、眠くなる前に寝かす、高温高湿な環境に置かない・・・など結構気を付けるポイントがあります。

家族で長い時間過ごすので、気持ち良く過ごすにはどうしたら良いのかみんなで気をつけます。
泰ちゃんも疲れたり、ストレスが溜まると野ちゃんにちょっかいを出したりして揉めたりしている様です。(疲れやストレスのせいと信じたい。)

ホテルのシアタールーム

ずっとテント泊だと疲れてしまうだろう、とあらかじめ中盤に用意していたホテルでの1泊は夢の様な時間でした。大ご馳走のビュッフェ、温泉、子ども大喜びのキッズルーム、卓球、快適なお部屋、シアタールーム・・・

ハレとケですね。

ギャップがあるからその分喜びも大きい。

家族みんなでホテルのサービスに感謝しました。

今の所、家族みんな元気です。

菜生ちゃんがこまめに食事の事や洗濯の事に気を回してくれているおかげです。
どうもありがとう。

少しでも菜生ちゃんのリフレッシュになれば良いなと願っています。