ふりかえり
このニュージーランド就活の旅が始まって3週間が経過しました。
思っていたよりも順調にことが運び、購入していた航空券の日程を早い日にちに変更しようと思ったけれどフィックスにしていたので変更が叶わず、新しく航空券を十何万も払って帰国するのも勿体無い気がしたので、菜生ちゃんの寛大な心のもと、予定通り25日間(うち2日間移動)の滞在となりました。
その旅程も残すところあと2日で、明々後日の朝には帰国の飛行機の中です。
出発の1ヶ月前から各所に履歴書を送付して、反応のあったところから面接のアポイントをとりながら旅程を調整していく作業が始まりました。
結果8箇所を面接して回りました。(それとは別に日本にいるときに1箇所オンラインで面接を行いました。)
21日(火)に最初の面接があって、最後に面接したのが3日(月)だったのでちょうど2週間だったのでしょうか。幸いなことに3箇所から内定をもらって、しかも1個は2つ目の面接だったので残りの面接を本当にリラックスして行うことが出来ました。
ロトルア、オークランド、カイコへという3箇所で、面接しながら北島をたくさん回れ、実際に土地や町の感じに触れることが出来たのは良かったですし、今回は努めてホームステイして回ったので、都度都度土地の人とおしゃべりして様子をしれたのも非常に助かりました。
以前にもブログで書きましたが、HomeExchangeというアプリを使ってホームステイ先を選定していきました。合計12家庭にホームステイさせてもらったことになります。
今、車のメーターをみたら約3500kmを走っていました。
どれくらいかなと考えてみると、鳥取と東京を3往復弱するくらいの距離でした。(多い?少ない?)
北島は何となく回った気持ちになりましたが、ますます南島への興味関心が膨らみました。
(北島への移住希望だったのでちょうど良かったです。)
家族で移住した際に、南島へ国内旅行するのが今からとても楽しみです。
「国内旅行」がニュージーランドっていうのも何だかワクワクします。
家族でちょっと長めの海外旅行に行くような気分です。
今回の滞在の間、努めて現地の人とのコミュニケーションを意識してきましたが、日本でもニュージーランドでもよく聞かれる質問は「なんでニュージーランドなの?」という質問です。
「That’s a very good question!」と言いながら答えていくのですが、やっぱり「家族でオルタナティブを経験する。」という事なのかなぁと僕の中では思っています。
日本の鳥取での暮らしに不満はありません。
むしろ大満足です。
だからこそ「何故?」という質問はクリティカルな質問になっていくのですが、僕も菜生ちゃんも協力隊経験者という共通点を持ち、日本の社会や暮らしとは異なる国での生活経験があります。僕は幼少の頃カナダに3年間暮らした経験もあります。大学を1年休学してイスラエル・ヨルダンで暮らしたこともありました。今・ここを楽しむ力も必要だと思いますし、今・ここ以外の世界があるという事の想像力を持つことも大事な事だと思います。
多分、そのオルタナティブを家族で経験しにいくという事なんだろうと思います。
僕はここに滞在してまだほんの3週間ですが、本当にたくさんの刺激をもらっています。
この年になって外に出ること、お父さんという立場になって外に出てみるということ、また違った景色が広がります。
日本にいるときも折に触れて自らに問い続けている、「生きるって何だろう?」「幸せって?」「学校って?」たくさんの本質的な「?(問い)」を場所を変えて考えてみるのもとても面白い試みだと感じています。
大変なこともたくさんあるかとは思いますが、たくさん色々なことに家族で挑戦していきたいなと思っています。
まずは、明々後日の飛行機に必ず乗って帰るということ。
最後まで気を抜かずにやっていきたいと思います。