「冒険」のはじまり - 日々の暮らし

こうしたらどうなるかな？
こういう場合はどうだろう？
事前にあれこれ準備したりイメージしたりしながら、実際の時にはその時の状況に応じて対応していく。
新しいものとの発見に心を喜ばせ、困難には知恵や経験をいかしてそれを乗り越えていく。

出国前に豊岡にある「植村直己冒険館」を訪れ、そこで北極圏12,000キロの冒険の記録の書を購入して読む。

暮らしとは冒険の要素もあり、そしてむしろその冒険の要素がなくなってしまった時にヒトは少し退屈してしまうものなのかもしれない。北極圏の旅のようなガチな冒険のハードルは高いかもしれないが、日々の暮らしの中にその冒険の要素は組み込んで行きたい。

僕たちはニュージーランドに降り立った。
当初予定していた6人での渡航は結局楓ちゃんのビザが間に合わず、僕と泰ちゃんと野ちゃんの3人先発隊で向かうことになった。
最後まで可能性を僕は感じていたが、結局間に合わなかったのは残念、だが残念がってばかりいても仕様が無いので、前を向いて出発した。

荷物は智頭から予めヤマトさんにお願いして成田空港へ運んでもらっていた。
前掲のように、機内預け荷物は１人１つの計算で６つ。

６人分の航空券を買っているのだから、６つきっと預けられるだろうし、６つ分の座席ももらえるのだろうとたかをくくっていたが、なんと乗船する人数分だけの荷物しか預けられないし、乗船する人数分の席しか確保出来ないとのこと。

取っていた席も乗らない分は、キャンセル待ちの人が乗るかもしれないとのこと。

なんと！？

なので、３つ分の荷物は追加料金が取られ、そして席も３つしか取ることが出来ずにいざ飛行機へ。

米子から羽田行きの飛行機に乗って練習済みだったので、結構手慣れたもの。
機内に乗り込み早速「どんな動画があるのかな？」「どんなゲームがあるのかな？」とチェック。
気付けば野ちゃんは６歳。
機内でグズることも無く、しっかりと遊んで寝て食べてと約１０時間のフライトをこなしていました。

泰ちゃんは鼻がスースーするとか狭いとかでちょっと苦労していたみたいです。
機内放送で「〇〇の様に環境になるべく配慮した運行を目指しているのでご協力をお願いします。」という案内に１つ１つ関心していました。
・機内食にプラスチックのゴミが出ないところ。
・イヤホンを使わない人は未開封でもゴミになってしまうので、予め回収するところ。
・プラスチックのコップはなるべく再利用してほしいとの呼びかけ。
などなど
その辺の環境意識の違いを感じることを泰ちゃんは楽しみにしている節があります。

６人で来れなかったのは誠に残念な気持ちはありましたが、良かった事といえば泰ちゃんも野ちゃんもとてもしっかりしているので移動がとてもストレスレスでスムーズだったことと、荷物６個が予約していたレンタカーに余裕を持って乗せることが出来たことです。
（灰色のスーツケースは閉まりが悪く、ベルトも無かったのでガムテープでグルグル巻きにしましたが、オークランドに到着する頃にはガムテープは半分はがれ、ちょっと口も開いているくらい満身創痍でした。ギリギリセーフ。）

ニュージーランドに来たら家族でしたいことはたくさんありますが、一緒に食事を楽しみたいというものがあります。
オークランド空港からレンタカーして、購入を検討している車を見させてもらったあとはすぐにロトルアに向かいました。
途中トイレ休憩がてらグーグルさんに評判の良いハンバーガー屋さんを尋ねて、ニュージーランドでの最初の食事はクラシックビーフバーガー・チーズバーガー・チップス・オニオンリングでした。
３人で２つのハンバーガーをシェア。
とてもボリューミーで日本のハンバーガーやポテトとの違いを感じながら３人で食べました。

このように１つ１つ、ニュージーランドと日本の違いを感じ、そして更にじゃあ他のところはどうなんだろう？と思考を飛躍させながらみんなで楽しんでいくというのが、僕が一番楽しみにしている事の１つです。

酷暑の日本から冬のニュージーランドへ渡航するということで、どうなることやらと少し心配しましたがとても爽やかな陽気で、外気は16℃とのことで、僕はとても得した気持ちになりました。
子どもたちは寒いというので、スーツケースに入れていた上着を着込んでいました。
窮屈な飛行機での旅を終えて、比較的広い車内で2人は移動中寝直していました。
泰ちゃんは道中の景色を楽しみたいと意気込んではいましたが、飛行機で思うように寝れなかったらしく睡眠欲の方が勝っていたようです。

滞在先に到着し、僕のお気に入りのスーパーで買い出し！
見た目から品から全てが新鮮で野ちゃんも「上の高いところまで商品がある！」とその違いに感じ入っているようでした。
通い慣れていないスーパーなので、「トイレどこかな？」「マヨネーズ探して！」「ジャム探してくるわ！」など探検気分でした。
どのチーズが美味しいかな？ミルクは？
見た目や値段を見ながら皆でワイワイ買い物。
食べることが大好きな我が家です。