筋書き通り
田舎暮らししていると、言葉の由来ってこんなところからきたのかもなってことがたまにあります。
「筋書き通りにいかない」といった言葉がありますが、田んぼで田植え前に線を描いてその線に沿って苗を植えていくやり方(ここでは筋を描くと言います)がありますが、なかなかその線の通りにはいかないことを昔の人は「なかなか筋書き通りにいかない」と表現したのが由来かなと思いました。
今年も泰ちゃんが田植えを手伝ってくれています。
裏の小さな田んぼは菜生ちゃん含めて3人で植えて小一時間で植え終わりました。
遊びでするには丁度いい広さだねと言いながら気持ち良く出来ました。
これで今年も無事に60キロのもち米が採れたら嬉しいです。
この田んぼは植え始めて6年目になるかと思いますが、だいぶ平らになり植えやすい田んぼになりました。
割と筋書き通りに植えれていると思います。
水を張りすぎていてちょっと見えにくいですが、こちらはまだ凸凹な田んぼ。
泰ちゃんや友人と一緒に植えているのですが、なかなか筋書き通りにはいきません。
ま、それも愛嬌かなと思い、楽しみながらやっています。
そのくねくねも苗が大きくなってきたら顕著になってくるでしょう。
まっすぐなのは僕が植えたところ、くねくねは泰ちゃん、と話しながら田んぼを眺めることになるかもしれません。
田植えをしながら「最初は上手く出来なくてイライラしたけれど、だんだんとコツをつかんできて上手に出来るようになってきたような気がする。」と泰ちゃん。
「なんでも一緒だよね。最初は上手くいかないけれど、そこを我慢して練習するか、辞めてしまうか。別に辞めても良いんだけれど、続けていく中で開けていく世界はあるよね。」なんて親子の会話をしながら田植えをしたり。
コメがたくさん採りたいとか、上手いコメを作りたいとかそんな欲求はもちろんありますが、田んぼを通じてこんな時間を確保出来るのが何より贅沢なんじゃないかなと感じました。なんでもバランスでしょうが。
手植えでするからこそ、昔の日本人はこんなこと考えていたのかな?とか僕の中にあるDNAに訴えてくるものがあったり。
機械でしてしまうのは簡単かもしれませんが、手植えをしながら昔の日本人との対話が出来ている様な気もしていて、そんな時間も悪くないなと思っています。
機械との折り合いの付け方も今後引き続き検討していきたいです。
とりあえず平らに代かきしないと、機械で植えても欠株が多くなり、結局歩留まりが悪くなったりします。
なかなか楽しい遊びです。
ちなみにお隣の田んぼ。
めちゃくちゃキレイ!
丁寧に4列ずつ補植している様子も足跡から伺えます。
(写真じゃ分かりづらいか)
畔にイタドリが生えていました。
ジャムにすると美味しいということを聞いたことがあります。
ワラビも生えています。
燻製もしてみました。
美味しい燻製が出来るように研究していきます。
このBBQコンロを使っての燻製、初めてにしては上手に出来ました。
「朝ごはん外で食べたい!」と野ちゃん。
通勤・通学の人が前を通る中、恥ずかしいなと思いながら外のデッキで朝ごはんを食べました。
鶏肉と豚肉の燻製です。
家にあったスモークチップ(りんご)を使って燻製しましたが、桜などの原木を使って燻製したら良いんじゃないかなと思っており、そんな風な事を次回は挑戦してみようと思います。
泰ちゃんの食いつきも良く、一緒に燻製研究に取り組んでも面白いなと思っています。
2件のコメント
Yosuke HASE
毎日楽しいでーす!
田んぼや機械との折り合いの付け方を検討中です。
じいじ
田植え頑張ったねー、これから毎日楽しめるなー(^^)/