日々の暮らし

初節句

先月末から今月初めまで1週間という時間ではあったが、家族4人自宅で過ごすことが出来た。
娘は生まれて3ヶ月にして初めての自宅。

出勤して帰ってみると3人でお昼寝してたり。
そんな、当たり前のように思っていた風景が、ただただありがたく。

薪ストーブも7日間一度も火が落ちることなく、暖かい空間を提供してくれました。
薪ストーブありがたい。

お雛様は守り神だから
とお義父さんが立派なお雛様を贈ってくれました。
一番嬉しそうだったのは妻のなおちゃんでした。
楓ちゃんが大きくなって、一緒に飾り付けするのが今から楽しみなんだそうです。
ちょっと大変なこともあるけれど、それでもこうして家族が揃って生活出来るというのは何よりなことです。
18日に予定されていた手術が1週間早くなりました。
水曜日に病院の先生から連絡が入り、その日のうちに荷物をまとめて病院近くの実家に移動。
翌日は丸一日検査入院でした。
検査の結果は特に異常は無く、このまま感染症に留意しつつ手術当日を迎えれたらと思っています。
やっと やっと ここまでたどり着けました。
手術がゴールではもちろん無いけれど、とりあえず大きな節目ではあります。
医師の「手術したら確実に体は良くなります。」
との言葉に思わず涙がこぼれそうになりました。
この手術のことでもよく夫婦で話をします。
命について 医療について
ですが
「医療本来の姿は患者の苦しみを緩和することです」
との言葉にしっくりくるものを感じます。
今の娘はハッ ハッ ハッ と苦しそうに浅く短く呼吸します。
ミルクもグビグビとは飲めずにゆっくり時間をかけて飲みます。
それらの症状が手術をすることによってなくなるそうです。
それらが無くなるだけでどれだけ気持ちが救われることでしょう。
今使用している血中酸素濃度を測る機械も、呼吸補助機の使用も無くなるそうです。
今服用している4種類の薬の使用も無くなるそうです。
それだけでどれだけ気持ちが楽なことか。
素人が聞くとゾッとするような手術です。
心臓を3時間止めて、人工心肺で血液を回しながら、胸を開けて胸骨も開けて、心臓に穴を開けて内部の穴を閉じて・・・
そんなことをして良いのか
っていうような人智を超えるような手術
でも、その心臓外科の世界ではよくあることのようで。
僕たちにとっては世界がひっくり返るような、大きなことも、先生にとってはそれが日常という風に思うと、ホントに今お世話になっている先生には頭があがりません。
先生はざっと3000例くらい執刀しているそうで、単純に今まで3000人の心臓疾患を持つ子どもの苦しみを緩和してきたのだと思うと、「素晴らしい人だ。」の一言です。
日常的に生活していたら絶対に会えないような人と娘を通じて出会いました。
先生の仕事を見ていると、家族との時間だ生活だなんてものはとても望めないような、そんな仕事ぶりなんじゃないか。
(もちろん色々な働き方、家族のあり方というのはあるのだろうが。)
先生みたいな人がいるから、助かる命がある。
救われる家族がいる。
実際に執刀してくれる先生だけではない、今まで関わってくださった医師のみなさん、看護師のみなさん、友人のみなさん、家族のみなさん
みなさんのおかげで手術に向かえます。
あとは無事に手術の日をむかえ、手術が成功するのを祈るのみです。
合掌


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