朝飯前
※この記事には動物の解体の写真があります。苦手な人は気を付けてください。
朝飯前・・・容易なこと (広辞苑より)
仕事が終わり、車の中に置いてあった携帯を開いてみたらなおちゃんからのメール
「アナグマが捕まりました。橋の下に吊るしてあります。さばいて下さい。」
と、なんとも「?」なメール。
とりあえず帰宅して事情を聞こうと車に乗り込んで家に向かう。
自分の集落に到着し、田んぼの様子を見てから家に帰ろうとしたときに携帯がなる。
近所のハジメさんからだった
「おー 今帰ったか」 (ハ)
(どこから僕のことをみているんだ) (洋介心の中)
「なおさんに聞いてるかもしれんけど、あなぐまがとれたどぉ」 (ハ)
「まぁ、いいけぇ、ちょっと来んせぇ」 (ハ)
新田の喫茶に言ってみると、ハジメさん、スナオさん、タダシさんが祝杯をあげていた。
どうやら倉庫でいつものように悪さをするアナグマを朝仕留めたらしい。
そこでちょうど散歩中のなおちゃんに声がかかり、なおちゃんが
「食べたいので下さい[E:happy01]」
と言ってそのまま橋の下に吊るしておいたらしい。
やっと話が呑み込めた。
血抜きも腹抜きもしていない状態で川に漬けてあったのが気になったが、もう薄暗くなりかけていたので、翌朝作業することにした。
・・・
そして翌朝
・・・
川からあなぐまをひっぱりあげる。
おっぱいが張っていて育児中のお母さんあなぐまだった。
ふとなおちゃんと泰ちゃんのことが頭をよぎる。
お母さんを探している子どもたちが近くにいるんじゃないか・・・[E:weep]
そんな感傷に浸りながらよくシカを捌く場所に移動する。
もう血は出てこない。
腹を抜く。
シカよりも小さいので楽は楽だった。
本当のさばきかたはよく分からないが、シカと同じようにさばいていった。
じいさんたちに叩かれた箇所が内出血していた。
この部分はもう臭くて食べれないだろうなぁと思いながら・・・。
帰ってなおちゃんに渡して僕は出勤した。
まだまだ決してらくちんぽんで捌けるわけじゃないが、これが2日前の僕の朝飯前の仕事。
帰宅したらなおちゃんがオーブンで料理してアナグマ料理を食べさせてくれた。
リブのところ、後ろ足のところ・・・
久しぶりに噛み応えのあるお肉。
外国でよく食べていた肉の感触。
「ザ・肉!」
っていう感想。
アナグマ肉の美味しい食べ方を知っている方はコメント欄で教えてください[E:paper]
2件のコメント
yosuke
なるへそ☆
そうそう、脂はそんなにのってなかった。
燻製ね!
ちょっとやってみようとおもいます!!
どうもありがとう☆
タカミ
こないだはごめんね。せっかく声かけてもらったのに行けなくて。
アナグマ、めっちゃ可愛い顔してたんやねぇ◎◎
皮はどうなったかしら?
そんなに大きくない子やったんかな。
見たところ、脂もあんまりのってない感じやから、きつめの燻製にしてみると美味しいかも。七輪で焼いても美味しいし、アナグマと煙は相性良いんじゃないかと、常々思っています。
私も、後ろ脚をまるごと燻製にしようと思いつつまだできてないんやけど・・・[E:sweat01]