歩いて学校に通う
泰ちゃんが普段通っているスクールは我が家から歩いて約6km。
歩くと1時間15分くらいかかる。
前にも書いたように思ってきたけれど、フィリピンに赴任しているときに、どうしても田舎に住んでいる子どもたちの様子が気になって、時間を見つけては田舎の田舎の地域に出かけて行っては、そこの子どもたちがどんな暮らしをしているのか、どうやって通学しているのかなんていうのを見学して回っていた。
中には吊り橋を渡ってとか、朝陽が登る前の薄暗い時に家を出発して2時間かけてとか、そんな携帯の電波(もしくは電気さえも)が無いような地域の子どもたちと一緒に通学させてもらったりとか。
なんかそんな体験がやっぱり今でも沈殿していて、今我が子と一緒に山道を通って1時間以上かけて通学している様はフィリピンの時のそんな体験の記憶が蘇ってくる。
この通学路、舗装された道を歩いても良いが、ショートカットして山道(獣道)を歩くのも一興だ。
今年の冬は雪がたくさん降ってとても厳しい冬だった。
山道を歩いていると、鹿の死骸が3つあった。
息子と歩いていて、こういう鹿の角とかも東京とかだったら珍しいのかな?
なんて話をしながら歩いた。
全然違う都市との生活。
僕自身は都市で大きくなったからそういう田舎の営みが新鮮だったし、面白いなと思ったし、今でも気に入っている。
子どもたちは逆に田舎で育っているから、都市的なものに面白みを感じるようになるのかもしれない。
泰ちゃんは耕運機を運転したり、トラクターを運転したりして、田畑の手伝いをしてくれる様になった。
気が向いたら一緒にやってくれる。
親が楽しそうにしていたら子どもも真似をするのかもしれない。
週末はパンでも焼いて食べたいなと、ガーデンキッチン(パン窯)を作り始めている。
椎茸がたくさん出てきた。白菜の芽が美味しい。相島で買ったヒジキが美味しい。
自然の恵をふんだんに頂きながら暮らすのが僕が大好きな暮らしの営み。
まだまだ思う様にはいかないけれど、これの探求には本当に際限が無いように思えてとても面白い。
やらずにはいられないことをやりながら暮らす
最近菜生ちゃんから頂いたお言葉の中で僕に響いた言葉。
本当にそれなんだと思う。
面白いか面白くないか。
人生100年時代。100年生きる自信は無いけれど、まだまだこれから。
心身の健康に気を付けながら面白おかしく生きていきたいなと思います。