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牛と羊の交互(混合)放牧

あんまり良く分かっていなかったことが段々と分かって行くことは、何かを継続していると起こることで、「牛と羊を交互にパドックに放すと寄生虫予防になる。」と言葉で聞いていてもよくピンと来ていなかったが、段々と分かってきた。

今までは小さめのパドックで羊たちを飼い、大きいパドックで牛をグルグルと回しながら飼っていたが、草が沢山あるということで、割と奔放に、草が豊富にあるところに牛を放ち、その後を羊が追うという風に切り替えてみた。

せっかく草が沢山生えているのでフレッシュな草を牛や羊に食べてほしいと、単にそういう気持ちから。

牛や羊が伸びた草をモリモリと食べる姿を見るのはいつでも僕の楽しみだ。

さて、寄生虫

今まであまり意識しておらず、以前共同で牛を飼っていたハリーさんの「草と水を切らさなかったら飼える。簡単簡単。」という言葉を信じてあまり深刻に考えて来なかったが、チョコレートの死をきっかけに、ドレンチの大切さ、また寄生虫についても少しずつ調べるようになった。

要は牛と羊とでかかる寄生虫の種類が異なり、牛の体内で生きる寄生虫は羊の体内では生きることが出来ず、逆もまた然りとのこと。

動物の第四胃もしくは小腸に寄生した成虫が、そこで卵を産卵しまくり、その卵たちが動物のフンと一緒に体外に排出される。(卵は動物の体内では羽化しない。)

動物の糞の中で羽化した幼虫は雨や朝露などの水分を利用して糞から草に移動(地上5〜10センチ)し、動物に食べられるのを幼虫の状態で待つ。

動物に食べられた幼虫は、動物の体内で脱皮を繰り返し成虫になりそこで前述のように卵を産卵し続ける。

しかし、牛の体内から排出される寄生虫は羊の体内では死滅する(その逆も然り)ので、羊は牛の、牛は羊の寄生虫の掃除機として機能する。

だからなるべく同じパドックを牛と羊とで共有することは寄生虫の絶対数を減らすという意味で理に適っている。

そうは言っても寄生虫を根絶することは不可能に近く、またニュージーランドの専門家たちの合意としても「寄生虫と共生しつつ、健康に影響が出ないレベルに抑え込む」というものになっている様です。

寄生虫の根絶を目指すことは強力なドレンチを使い、それらに耐性を持つ薬が全く効かないスーパー寄生虫だけが生き残ることに繋がるからです。

色々と考え出すと難しいですが、

  • 食欲がある: モリモリ草を食べている。
  • お尻が綺麗: ひどい下痢(Scouring)をしていない。
  • 元気: 群れから遅れず、活発に動いている。
  • 粘膜の色: まぶたの裏や歯茎が健康的なピンク色(白っぽくなければ、深刻な貧血ではない)。

ということに気を付けていたら良いとのことで、ちょっと神経質にならずに、動物たちの健康観察を行いながら、ドレンチを効果的に使って元気に育てていきたいと思います。

動物たちが気ままに気持ちよさそうに草を食んだり、ごろんと昼寝していたり、一緒に交流しているのを見るのだけで癒しです。

ちょっとずつ何でもこなれていきたいなと思います。

羊たちが無事に妊娠して、春には仔羊の姿が観られたら良いのですが、どうなるでしょうか。

もう少し羊の数を増やしていきたいなと考えています。

2件のコメント

  • じいじ

    ニュージーランドに移住すると聞いた時、さすがに牛や羊の健康観察をする生活なんて想像もしなかったなぁ~

    • 洋介

      僕も想像もしていなかったです。
      人生は面白いものですね。
      町暮らしをするのかなぁと最初は思っていましたが、気付いたらニュージーランドでも田舎暮らし。
      それぞれの国の田舎はなんだか独特でやはり面白いです。
      今度はバヌアツに家族でフィールドワークに行く予定にしていますが、バヌアツでも田舎の自給的な暮らしを垣間見て来たいなと思っています。

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