予定日は9月
まさか羊を自分で飼うなんて思ってもみなかったので新しいことが沢山で、学びの日々です。
アラパワ種のメスの茶々は先月赤ちゃんを産みましたが、残念ながらその赤ちゃんは生き延びることが出来ずに朝、もう死んだ状態で見つかりました。
羊の妊娠期間は5ヶ月です。
なので、逆算すると2月に交配していたことになります。
アラパワ種とそれ以外の羊で分けてパドックで飼っていたのですが、ウィルシャー種のオス(チョコレート)が途中で亡くなってしまったので、4月からアラパワ種のオス(コーヒー)とその他の4頭のメスを一緒に飼っています。
なので計算すると3頭のメスの出産予定日は早くて9月の初旬。
去年から数えると2頭続けて赤ちゃんを亡くしてしまっているので、なんとかこの春無事に赤ちゃんを迎え入れて上手にお母さん羊に育ててもらいたい。
お母さんが仔羊を育てている姿をみたい。
そう願って、自分たちに何か出来ることは無いだろうかと、調べてみるとクラッチングという、乳首の周りやお尻の周りの毛刈りをする方法があるということを知った。
生まれてきた子どもが、いち早くお母さんの乳首を探し当ててお乳を飲むために有効な手段とのこと。
またお尻の周りを毛刈りして衛生的にすることによって赤ちゃんを衛生的に授乳できるとのこと。
確かにこんなに寒い日に産まれてうまく授乳出来なかったら、赤ちゃんにとっても厳しいだろうなと思う。
最近の朝晩の冷え込みですが、寒いと氷点下になることもあります。
先日は−6℃くらいになって、温室用に設置していた灌水タイマーが破裂して壊れてしまいました。
この地域に長年住んでいる人たちも今年は近年稀にみる冷え込みだと言っています。
そんな中ですが、近所のパドック脇を車で走っていると仔羊や仔牛がパドックを走っているのを見かけるようになりました。
まだまだ寒い日々ですが、動物の赤ちゃんを見かけるようになると春の訪れを感じます。
そんなこんなで羊の毛刈りが出来る友人に来てもらい、クラッチングを教わりました。
出産予定のメス羊3頭のクラッチングを行いました。
羊を尻もちつかせて毛刈りの体勢にするやり方。
バリカンを入れて刈っていく順番と方法。
毛や皮膚の抑え方や引っ張り方。
バリカンで誤って切ってしまわないようにする注意点。
1つ1つ丁寧にやって見せてもらいながら、2頭目からは自分たちで試みました。

見るのとやるのとでは大違いです。
何でもそうだと思いますが、見ていると簡単そうですが、やってみると思ったようには出来ません。
力が要ったり、体勢で自分の腰が痛くなったり。
それでも1つ1つ教わりながら、何とか3頭のクラッチングを済ませました。

羊の乳首は2つしかないのに、たまに三つ子が産まれてきたりします。

もともと羊の野生時代はだいたい1頭(たまに2頭)だったようですが品種改良によって多産になっていったようですね。
三つ子が産まれたら、人間がミルキングして育てることが一般的な様で(たまに他のお母さん羊に育てさせることもあるそう。)、息子は自分で育てたいので三つ子が産まれてきて欲しいみたいです。
だいたい夜の内に産まれることが多いみたいで、予定日近くなったら朝夕の見回りを強化したいと思っています。
なんとか、なんとか上手に育ってほしい。
羊の毛刈りする友人に色々な面白い話を聞かせてもらいました。
中でも面白かったのは、ニュージーランドの農場が無人化していっている話です。
テクノロジーで遠隔でも牛(肉牛)の移動が出来るシステムが実用化されていっているとのことでした。
首輪をつけて、微電流などをその首輪に流しながら、牛たちを目的のパドックに移動させるという技術だそうで、スマホ一台で操作出来るそうです。
家に居ながら、出来るし、何なら海外旅行中でも遠隔で出来るそう。
水もセンサーで感知出来るし、草の状況も衛生から確認出来るそう。
パドックに縛られることもなくなるんですね。
どの世界でも同様だと思いますが、なんでも突き詰めていくと奥が深いものです。
パドックを1週間に1回移動させるように最近していましたが、冬には寄生虫の成長は止まるそうで、糞で排出された卵は冬の間は虫にならないみたいですね。
なので、1週間に1回移動させるということよりも、草をあまり短くさせ過ぎないことのほうが大事なようです。
秋に排出された卵が寄生虫になって地面から5センチ程度のところで、牛や羊に食べられるのを待ち構えているそうです。
気を付けるポイントが段々と見えてきて面白いです。
今のところみんな元気です。
9月に良い報告が出来ますように。