弟家族
弟家族が北海道に住んでいる。
最初夏休みの旅行を計画した時は「東北地方に行ってみたい。」からスタートしたのだが、色々現実的にアクセスについて調べて見ると、「フェリーで小樽に入って、そこから南下して函館から青森かな・・・。」なんて子連れにはちょっとハードに思える旅程に気が進まず。
結果、小樽から入って知床を目指して、途中友人宅と弟家族宅を訪れるというプランに変更。
そう、弟家族が北海道に住んでいる。
帯広の近くの池田町という町だ。
以前1度訪れたことがあるが、D型倉庫に自分でモバイルハウスを建てて暮らし始めてからは訪れたことがなく今回が初だった。
お洒落な夫婦の家はやはりお洒落な空間で、僕が北海道で見たD型倉庫の中で一番お洒落な空間だった。
温泉に入ってから夕方6時ごろにお邪魔させてもらい、庭先にテントを張らせてもらい、D型倉庫の中でバーベキューをしてみんなで食事。
もっと近くに住んでいたら頻繁に従兄弟同士で遊べるのだろうけれど、なにぶん北海道は近くない。
久しぶりの再会だが、写真で見たり、家でもお話したりしているから何だか久しぶりの感じもない。ただ子どもたちは大きくなり、大人たちは何だか雰囲気が出ている。
夜、こうしてマシュマロを焼いて食べたり、カブトムシを闘わせたり、花火をしたりと夏休みの夜みたいな時間を過ごさせてもらった。
弟は熟成肉にも最近取り組んでいるらしく、とても貴重な半年以上寝かしたエゾシカのお肉を振る舞ってくれた。
僕も雪中熟成といって雪の中で2週間ほど鹿肉を熟成させて食べたことはあったけれど、半年以上というのは聞いたことも食べたこともなく、とても珍しいものを食べさせてもらった。なんとも表現が難しい、どう形容して良いのか分からない、食べたことも無い味でただただ贅沢なお肉を食べさせてもらった。
ハンターをしたり、大工をしたり、サウナを作ったり、熟成肉をしてみたり、皮をなめしたり・・・と自身が面白い!と思うことと真摯に向き合いそれを仕事にしていく姿にとても刺激をもらった。
楽しいってなんだろう、好きってなんだろう
それを大事にしながら時間を過ごしていきたい。
前回見てとても楽しかったシープドッグショーや、前回は時間がなくて体験出来なかったばんえい競馬にも家族みんなで付き合ってくれて一緒に楽しい時間を過ごすことが出来た。
同じ両親の元に生まれて、異なる地で子育てしながら暮らしている弟とその家族と時間を一緒に過ごせて良かった。
本当はもっと近くに住みたい気持ちはあるんだけれど、何故かなかなかそれが叶わない。
来年からはもっと遠くになってしまうかもしれない。
最近はインターネットが発達して、離れていても割と近くに感じることが出来てありがたい。
いかに生きるか。
生きたいように生きる人たちの在り方を見るととても刺激になったり、嬉しい気持ちになったり。
そんなことが最近の関心事。