
HE(Home-exchange)が凄い
ニュージーランドへ移住する!
って家族(夫婦&長男、主に夫婦)で決めた時に、まず僕が恐れ慄いたのが物価の高さです。
そして家賃の高さ。
暮らし易さ(簡単さ)でいったら確実に今の日本での暮らしを続けるのが簡単でイメージも湧く。
でも、そうはいっても抑えきれない気持ちもあったので、結果移住しよう!と決断したのですが、それでも最初にビビり、頭を悩ませたのが家賃の高さです。
「無理じゃない?」
ニュージーランドは家賃の高騰が社会問題化するほどで、その高さは去年に頭打ちし、今後は20%ほど不動産価格は下落するとも言われているが、それでも高い。生活費が高く、現地ニュージーランド人もヒーヒー言うようなそんな感じらしい。
学生とかはアパートなどをシェアして住むのが一般的。
家族、しかも子ども4人含めた6人で移住しようとするのだから、まさかワンルームのアパートにギュウギュウで住むというわけにも行かず(ニュージーランドで何がしたいの?という話にもなりそうですし)それなりの値段にはなるんだろうと思います。
まだ具体的に家探しをしている訳ではありませんが、日本から調べた感じ、15万円くらいするそう。
日本での我が家の月々の生活費くらい(家賃が0円なので)するじゃないですかー!と何回この事で「やっぱりこのまま日本の方が良くない?」という現状維持バイアスが働いたことか。
まぁ、それでも夫婦で励まし合いながら(励ましながらでも移住しないといけないことなの?とここでも強い現状維持バイアスが。特に日本での暮らしに不満がある訳でも無いので。むしろ100点満点の暮らしが出来ていると思っているので。)、移住を決断し、そして必要な行動を積み重ねてきました。
その際に、僕の頭の中に出てきたのは「家を交換こ出来たら家賃かからないんじゃない?」という(子どものような、良い意味で)発想です。ニュージーランド人で日本に住みたいと思っている人を見つけて、家の交換こをするという作戦です。
やり始めてみると、なかなかにそんな人と繋がるのに困難さを感じました。
そのうちに、当時英語の勉強にと観ていた映画の中で、家を交換こすることから生まれる恋愛映画がありました。
その主人公は「今流行っているらしい」ということでHome-exchangeのサイトを調べて、(確かアメリカとイギリス)家を交換こしてバケーションに出かけます。
「あ、そんなサイトがあるのか!」と実際に調べてみるとありました。
ちょっとそのサイトを調べてみると、確かに僕が当初狙っていた1対1の交換よりも、多数で交換こする方が理に適っています。
僕たちはニュージーランドへ行きたいと思っているけれど、そのニュージーランドの人は日本に行きたいとは限らないからです。
みんなでそれぞれの持ち物を共有する。
そんななんていうかシェアリングエコノミー(共有経済?)のアイディアがとても面白いです。
そんなことで我が家のゲストハウス化計画が進んでいきました。
前置きが長くなりました。(まだ前置きです。)
実際に移住に際して、このHome-exchangeを利用するというのが事の発端でしたが、今回の旅でも利用したら良いんじゃない?と思って試しに行く先々でこのHome -exchangeの利用を試みてみました。するとたくさんの人が協力してくれます。
同じサイトを使っているというのもあって親近感も湧くのだと思います。
同じようにシェアリングエコノミーに共感している部分も多分にあるのでしょう。
分けれるものは分けたら良いんじゃない?
「奪い合えば足りない。分け合えば余る」(相田みつを)

いわゆるマッチングアプリであるので、事前にお互いどういう人でどこでどんな家に住んでいるのか、みたいな情報はオープンになっていて知ることが出来ます。
僕は面接場所近くに住んでいる人で、素敵な暮らしをしている人や、先生をしている人などがいたら良いなあと思いながら探しています。

我が家に泊まってもらうことによって宿泊者からポイントをもらいます。
そして僕はそのポイントを使って宿泊させてもらいます。
現金が介在することはありません。

移住してからもそうだけれど、今回の旅でもホテルやモーテルやAirBnbを使うと凄いお金になります。
なるべく滞在費を抑えたいと思っているので、HEはとても重宝しています。
むしろ素敵なお家に滞在できて、Hostの人とおしゃべりしながら情報交換が出来て、ローカルな暮らしも体験できるという一石何鳥なんだ!というほどの凄まじい破壊力です。
素晴らしすぎる。
そしてホストの皆さん素敵すぎる!
この滞在中はHEを利用したり、友達の友達は友達作戦で宿泊させてもらったりで過ごしたいと思っています。
多分ホテルやモーテルやAirBnBを利用していたら、孤独感が膨らんで寂しかったと思います。
こういう人と人との出会いが最高で、感謝です。
こういうサイトを思いついて作って、価値として社会に提供する人がいるんですよね。
素晴らしい。
前にちょっと調べた感じ。10年前くらいにフランス人が開発して・・・なんて風に読んだ記憶が・・・。
僕も少しでも、ほんの少しでも社会に価値を提供できるようになったら良いなと思っています。
ほんのちょっとでも。

