日々の暮らし

大雨と消防団

この前の西日本を襲った大雨は凄かった。
僕たちが住んでいる町にも避難指示が出たりして緊張感ある夜を過ごした。

僕は地域の消防団に所属している為、地域の見回り・安否確認・土嚢作り・土嚢積みなどに奔走する2日間だった。
川の水位はどんどん上昇するし、雨脚は弱まることなく降り続いたし、一時停電なんかもあったりして町内放送でも「命を守る行動をよろしくお願いします。」なんて流れたりして。

月曜日から保育園や学校なんかは再開し、人々も出勤なんかして日常の生活に戻っていったわけだが、えぐられた河川・陥没した道路なんかを見るとその大雨の深刻さを再度確認させられる。
僕は2晩出ずっぱりで、山から家に向かって流れてくる土砂の流れを土嚢を積んで変えたりという作業もしていたので、とても臨場感と危機感を感じながら過ごしていたわけだが、家でジッとしていた人たちと比べたらその温度差はある。

それでも家に残された菜生ちゃん、子ども達は不安な夜を過ごしたことだろう。

大雨によって集落の水源地も土砂で埋まってしまった。
昨日の日曜日は1日かけてその土砂の撤去作業を行った。
こういうときも地域の消防団は頼りにされ、消防団中心となって作業を行った。

同じ集落に住んでいても、消防団に入っていたらこのような地域を支える活動に休日が割かれ、入っていない人たちはゆっくりとした(?)休日を過ごすことが出来る。

この辺もちょっと消防のあり方や地域のあり方について考えさせられる。

何にせよ、この水源地の土砂撤去作業が終わったことにより、操法大会→大雨による出動と何かと消防関係で時間を割かれていたが、それもひと段落したと思います。

世界中きっとどこに住んでいても田舎に行けば行くほど生活に関わることの多くが自身の手にのしかかってくるかと思います。
それらの煩わしさを分業化によって仕事を細分化していったものが都市の生活モデルなんでしょう。
「生きる手ごたえ」なんかを感じながら生きたいと願い、田舎に惹かれていった僕ですが、そこで生活するにつけ田舎が抱える課題みたいなものも肌で感じるわけです。

大変ですが、面白いです。
妻と子どもたちと協力しながらここで生活していきます。

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