まつり
もうだいぶ前のことになるが先月18日に地元のお祭があった。
この地区としては唯一自分たちの集落に神社を持つという特異な集落であるのだが、この日は五穀豊穣の祝いとして「花」を奉納したり、子どもたちが神輿を担いで全戸まわり、各家庭は子どもたちにお菓子を振舞うという風習もある。
去年は僕は仕事で参加出来なかったので、子どもと同じくらいこの祭を楽しみにしていた。
朝、息子と集合場所である公民館へ向かう。
子どもの背中には大きなリュック。
これにもらったお菓子を詰めていくという算段なのだ。
朝からウキウキがとまらない息子。
まず最初は神輿を神社にあげて、神主さんにお祓いをしてもらう。
そしてお待ちかねの集落練り歩き。
これを「和製ハロウィン」と表現する人もいるが、とても素敵な「和製ハロウィン」だ。
家の前で神輿をワッショイ ワッショイ したら用意されたお菓子に群がる子どもたち。
この光景がなんとも平和だ。
今でこそ神輿を台車に乗せてコロコロと移動させてはいるが、かつてはもっと重たい神輿を台車無しに担いでまわっていたと40代のお父さんたちは教えてくれた。
昔は子どもの数も多かったのだろう。
それでも、僕たちが今住んでいるこの集落は他の地区の集落と比べて断然子どもの数も多く、活気がある。
地域の力なんだろう、と考えざるを得ない。
今ではちょっと離れた家に移動するときは軽トラックに子どもを載せ、神輿も軽トラックで引っ張っている。
子どもの足腰を心配してしまう。笑
最初は控えめに神輿のロープを引っ張っていた息子も後半には積極的に神輿の担ぎ棒を持って引っ張る姿も。
微笑ましい。