さよならキャンピングカーの旅
NZへの移住を決意してキャンピングカーを手放す事にした。
実は今乗っているキャンピングカーを向こうに輸送して、それで旅をしながら住む場所なりを検討していくという当初の構想もあったが、ちょっと調べてみると車の持ち込みに規制があって、我が家の車の場合「横滑り防止機能」がついていなくて持ち込みが不可とのことだった。
持ち込みが出来ないという事が判明したので、売却することにしたのだが、大きなものなので売りたい時にすぐに売れなかったら困ると思ったので、早めに売りに出すことにしたら、意外にも売りに出して12時間後には買い手が決まった。来月には引き渡しの予定なので、急遽キャンピングカー最後の旅を決行した。
不意に月曜日が休みになったので、土日月と小豆島へ行くことにした。
土曜日はもともと友人家族と我が家でBBQをする予定にしていたので、夕方5時くらいまで一緒に楽しくおしゃべりをしながら美味しいご飯を食べて、夕方6時くらいにいつもの津山の温泉に向けて出発した。
ウッドデッキに作った囲炉裏を囲んで、美味しい料理。大人が増えた分ちょっと落ち着いて食事が出来た気がする。普段我が家では食べないようなそんな食べ物たちでもあった。
津山の温泉には、今回のように南下するときの最初の宿として利用することが多かった。ここも思い出の場所の1つになった。
温泉あり、キッズルームあり、漫画あり、テレビあり、マッサージありでみんなの満足度の高い場所。
BBQでお腹も満たされていたこともあって、ラーメン屋かき氷などそんなちょっと軽めの晩御飯。温泉に入ってそのまま就寝。
翌日、いつものように子どもたちが寝ている間に移動。子どもたちが朝起きた時にはそこは新岡山港。
ちょっと見た感じだとおしゃれな港。
スープやホットサンドを作って朝ごはん。
乗船すると1時間超の乗船時間でしたが、ブランコがあったり、滑り台があったり、キッズルームがあったりと、天気も良くてとても気持ちの良い船でした。
出港が8時40分、到着が10時前
お腹が空いたぁという子どもたちの声もあったので、最初からこの旅の主目的であった素麺を食べれるお店へ。
すっかり素麺に夢中になってしまい写真が無いのですが、小豆島には70軒ほどの素麺屋さんがあるそう。(島の光。かつては200軒ほどあったとか。)
工房があって、食堂があって、お土産屋さんがあってというようなそんな場所に行って食べました。
お兄さんが手作りしている素麺を食べさせてもらうと、本当に今まで食べたことのある素麺とはまた別の食べ物のような、コシのある、喉越しの良い素麺でした。
作ってから10日の素麺を食べさせてもらいました。
「素麺は古い方が良い。」という言説もあるそうですが、その言説にそのお兄さんは懐疑的で、家康がそんなことを言い始めたそうですが、それは毒味とかを経て食べる素麺で、湯がいてから時間が経っているということも関係しているらしくて・・・。なんていう背景も語ってくれました。
奈良県発祥で、その当時流行っていたお伊勢参りと相まって、西の方に広まっていったというような話も興味深かったです。
他の麺類に比べると、とても難しくて手間のかかるような製法にただただ驚くばかりですが、それが手間とは裏腹にそこまで注目されることがないのはどうしてだろう?といつも感じます。
素麺ってとても手軽な食べ物のように感じますが、手間暇を考えたらもっと高級でも良さそうなそんな不思議も感じます。
潮の満ち引きの関係で、島までの道が出来るという観光名所にも行きました。
丁度道が現れるという時間帯を調べて行ったつもりが、行ったら既にガッツリ道が出来ていて、ただの海岸感が否めなかったのですが、子どもたちは砂で遊んだり、泰ちゃんは水切りをして遊んだりしました。観光客もたくさん訪れていました。
それにしても暑いですね。
僕は暑さにやられて、はやく涼しいところに避難したい、そんな気持ちになりました。
アイスを3種類買って、みんなでわけわけしました。
人数が多いと、色々な種類をみんなでちょっとずつ楽しめて良いですね。
子どもたちの色々な組み合わせも楽しい。
船で出会った老夫婦に「4人の子ども、全部あんたの子どもか!?」と驚かれたり、「表彰もんだな!」と褒められたり!「毎日が教育だな。」と言ってもらえたり。
確かに、一緒に暮らしているだけで、色々な学びが自然とあってとても楽しい日々だなと感じます。
そのおじさんにオススメされた猿の公園にも行ってきました。60年前くらいから開園されている公園だそうで、現在約500頭ほどのニホンザルがこの山(公園)に生息しているみたいです。
陽ちゃんは抱っこ抱っこで、そんな姿が丁度お猿さんとオーバーラップしていて面白かったです。抱っこしている菜生ちゃんは大変だったかと思いますが。
小さい頃に親を亡くして、人間に育てられたポンタがおばあさん(職員)の肩に乗っていて、陽ちゃんと一緒な感じでした。
間近でニホンザルを感じることが出来る施設で、子どもたちにはとてもヒットでした。
金網越しに餌をあげたり、豆まきみたいにして餌をあげる場所があって、その場所を往復しては餌やり体験を楽しんでいました。
野生のニホンザル社会のシビアな縦社会を感じたり、なんだかとても素朴で、でもとても感じることのある施設でした。
僕は野生のニホンザルの社会では生きていけないと強く感じました。
暑いということもあって、その日のうちに小豆島を去ることにしました。
岡山に戻り、ファミレスで晩御飯を食べたら、翌朝に行こうと決めたお気に入りの温泉&プールの近くに宿泊。
泰ちゃんの中で史上最高の温泉と称されてからなんとなく足を運ぶようになった温泉&プール。
多分今回が3回目。朝7時の開場と共に、プールへGO!
2時間半プールで楽しみ、温泉に浸かって帰路へ。
途中、お弁当を調達して、それを食べて昼寝しながら帰宅しました。
6月の後半でしたが、キャンピングカーの旅はギリギリ。
来月の後半に引き渡しの予定です。
最後に良い思い出が出来ました。
思い残すことはありません。
とても良い時間をこのキャンピングカーと一緒に過ごすことが出来ました。
本当に良いアイテムだなと思います。
NZに行っても機会があればまたキャンピングカーのある暮らしをしたいと思います。
ありがとうの気持ちを込めて綺麗にして引き渡そうと思います。