日々の暮らし

山は僕であり、僕は山なんだ。

会が終わり、1人誰もいない家に帰る。(あと数十分もすればみんな帰宅するだろうが。)
電気のついていない家に向かう道、暗闇の中見上げてみれば包み込むような星空。
暗さと静けさと淡く優しい光線。

ふと自然に包まれて安らぎを感じる。

先日、息子と木の皮を山に捨てに、近所のおじいさんが所有する山の中を軽トラックで走る。
奥に奥に続く林道、木の間を軽トラックが進んでいく。
広大な山の中、人の気配は僕と息子の2人だけ。
日々人に囲まれて生活する中、ふとした瞬間にこのような自然に包まれると、この広大な自然にそっと包み込まれていたいという気持ちが沸き起こってくる。

最近「山が欲しいなぁ」とつぶやく僕に影響されてか、横で「山買いたいね。」と息子が語り掛ける。

ふとした時に、こうやって自然に包み込まれて息を鎮める時間というのは大事な時間だと思う。

「目の前の田んぼは僕であり、僕は田んぼなんだ。この鹿肉は僕であり、僕は鹿肉なんだ。」なんてこの前息子とご飯を食べながら話したら
「なんだそりゃ。意味分かんないし。」とつっこまれた。

有難いことに今シーズンはいろんな人に声をかけてもらって薪が集まっているが、薪がどうこうとか、果樹がどうこう、キノコが、養蜂が・・・とかではなくて、山で静かに佇む、そんな時間がきっと大事だったりするんだ。

人は自然と切り離しては考えられない。
都市にいると感じづらいことも、田舎で生活していると自然と共に生活はある。

世間は桜の花見に夢中だが、山にはコブシやミツマタがきれいな花を咲かせている。

明日は早起きして山でボーっとしようか。

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