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夏から冬へ

息子の誕生日を過ぎるとだんだんと春めいてくるのを智頭に住んでいるときには感じていたものでした。

南半球に住んでいる今、ということは、息子の誕生日を過ぎるとだんだんと秋めいてくるということでしょうか。
確かに朝晩に冷え込むことが増えてきたような気がして、寝るときにも窓を締めて寝るようになりましたし、朝起きたときには上着を1枚羽織り、靴下を履くようになりました。

智頭に住んでいた時にはだんだんと日が伸びていく冬至を迎えるのを心待ちにしていたということは、こちらでは日本の夏至ということになるのだなと、今日カレンダーを見てその日が6月21日であるというのを確認しました。

こちらは段々と日が短くなってきています。

日の出の時間が7時過ぎになってきました。

ニュージーランドには太陽の光を有効に利用しよう!という「Day Light Saving」なるものが存在し、それは今調べると4月7日の様で、その日を迎えると時計の針を1時間巻き戻します。

ということは、仮に日の出が7時だとすると、日の出が6時になるわけです。(日の入りが20時だとすると19時になります。)

最初このDay Light Savingに触れたときは、色々な家電などの時計を調整しなくちゃいけないから不便そうだなと感じたものでしたが、今では何だか気に入っています。4月7日以降は「冬モード」という気持ちになります。

ちょうど1年前に就職活動しているときにこのDay Light Savingに触れた事を思うと、あれから1年経ったのかとちょっと感慨深くなったりするものです。

先日今お借りしている家の大家さんが来られるというので、庭の芝刈りをしました。
これもニュージーランドに来て初めて触れるもので、芝刈り機を購入してから、いかにしたものかと、試行錯誤していたりするのですが、今回は刈った芝を袋に入れて一箇所に集積してという風にしたり、端っこで機械じゃ刈れない部分は手作業で行ったりと、時間を掛けて芝刈りしました。

いつもより時間を掛けた分仕上がりも綺麗でした。

良い運動だと思って、次もこのスタイルでやってみようかなと思います。
夏はすごい勢いで草が伸びて2〜3週間に1回芝刈りをしていたように思いますが、こちらも段々と日が短くなり、気温も下がってくることで、芝の成長も遅くなっていくことでしょう。

智頭に住んでいる時の田んぼの畦草刈りと今の庭の芝刈りは何だか似ているなと感じました。
田んぼがあることは僕にとってはとても喜ばしいことでしたが、その分畦草刈りという仕事が発生します。
こちらでも芝生のお庭というのは気持ち良いものであると同時に、管理する手間が発生します。

智頭に住んでいるときに田んぼがついてくる家が敬遠されたりする風潮も感じましたが、こちらでも芝生の管理の手間が無い物件が人気だったりするのは同じ様な構造なのでしょう。
面白いものです。

僕と息子、男2人暮らしになって、1ヶ月が過ぎました。
泰ちゃんは相変わらず学校がしんどい(言語の壁)みたいで、たまに自主休校して心身の状態を調整しているみたいです。
そうは言っても、やっぱりやったらやった分だけ身についていくもので、リスニングの力はだいぶついているように感じます。
先日、僕のニュージーランド人の友人と少し遊んだときに、彼らの英語をしっかりと聞き取り、単語ではありますが、しっかりと返答している姿を見て、ちょっと感動したものです。

こちらの学校に通っていると、言葉も思うように喋れないし、自分が本当に出来ない様に感じてしまうものですが、確実に力はついていて、そういった場面を感じたときはしっかりとそこにフォーカスして彼に伝えたいなと思いました。

時に大きな不安にかられることのある彼ですが、「大丈夫。大丈夫。」と傍らで伝え続ける存在でありたいと思いました。

先週末は2人でお菓子作りをしました。
別に2人で誘い合わせてやったわけではなくて、僕が冷凍庫の整理で凍ったバナナを解凍してバナナケーキを作ったり、ブラウニーを焼いていたら、「お父さんには任せておけない!」と泰ちゃんはカップケーキを焼いたり、スコーンを焼いたりしていました。

僕のバナナケーキ(2回目)はまたしても膨らまなかったり、ブラウニーはちょっと焦がしてしまったり、というのが見てられなかったのでしょう。

そんなに上出来だったわけではないですが、2人で良い気分転換になりました。

泰ちゃんの最近のもっぱらの気分転換はスポーツです。

バドミントンのクラブチームに入り、メキメキと上達したり、学校のタッチラグビーのチームに加入して身体を動かしています。

スポーツは良いですね。

スポーツを通じてコミュニケーションを図れて、自然と英語に触れて。伝えたいことをプレーを通じて相手に伝えたり。

色々なチャンネルを刺激しながら、英語の取得をしていっています。

本人は辛いみたいですが、「ローマは1日にしてならず!」と彼に伝えながらの日々です。
「ナニソレ?意味わからん!」とか言われながらも、ぼちぼちとやっています。

バドミントンもタッチラグビーも本当に楽しそうです。
日常の中にそれでも本当に楽しい時間があることが彼にとって救いです。

僕も泰ちゃんに見習って、「本当の楽しさ」にフォーカスして、そんな時間を持てるように意識してみようと思います。

最近は自然の中でゆっくりと深呼吸するのが気持ちよかったりします。

3月になりましたね。
気を抜くとあっという間に過ぎて行きそうですが、日々を少しでも噛み締めながら過ごしたいなと思います。

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