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家庭という安全地帯

1ヶ月に1回くらいは書いておきたいと思いました。
元気でやっています。
本当に気が向いたときしか書かないブログですが、それでも訪れて読んでくれる人たちがいるということに有り難みを感じます。どうもありがとうございます。

家族が合流できてもうすぐ4ヶ月になります。
今振り返ってみてもこれが本当に大きかったです。
母親が家にいるというのは子ども達にとって(僕にとっても)、大きなことですね。
毎日3食美味しく愛情の込もったご飯が出てきて、それを家族みんなで揃って食べる。
家事や育児も僕では気が回らないところまで手が行き届いている。
それが子ども達の安心感に繋がり、家が心の安全地帯になっているんだろうなと思います。
(僕もより仕事に集中出来ているように思います。)

離れ離れで暮らしていたときは学校に行き渋ることも多かった泰ちゃんも今では毎日学校に登校しています。
学校で構成される40人ほどの選抜のカパ・ハカのチームに選ばれて、なんとセンターポジションで今度大会に出場するみたいです。大会は1900人収容する会場とのことで、本当に大したものだと感心します。1年前に来たときは、もちろんマオリ語で歌って踊るなんてことなど出来ませんでしたが、今では魂の込もった迫力ある歌と踊りを披露します。

野ちゃんは最初に僕と泰ちゃんと先発隊で3人暮らししていたときは、こちらに来て5ヶ月位で、「日本に帰りたい!(お母さんと一緒が良い!)」と一時帰国して、また5ヶ月日本に滞在したあとにニュージーランドに戻ってきました。今では平穏に毎日淡々と彼女のペースで過ごしています。最近は友人に借りた「ドラえもんの漫画」と「かいけつゾロリ」を一生懸命ひとりで集中して読んでいます。何でも集中力が凄くて、やり始めたらグーッと自分の世界に没入していく姿にいつも感心します。

楓ちゃんは毎日、学校に通っています。時にはマウンテンバイク、時にはスクーターに乗って登校します。1つ学年を落として普通のクラスに通っていますが、それでも言語の壁もあれば、習熟度の壁もあったりで、とても大変だと思います(楓ちゃんも先生も周りの友達も)。日本語で翻訳してあげてもやっている内容が楓ちゃんには難しいので、よく頑張っているなと思います。どうするのが良いのかな?なんて担任の先生や校長や副校長とも話しながらですが、3学期の最後からお試しで週2,3日のペースで菜生ちゃんが2時間程度楓ちゃんに付き添ったりして様子を見ています。それでもクラスの子や学校の周りの子達がみんな優しくて、楓ちゃんを温かく見守ったり、関わってくれています。650人ほどが通う学校ですが、ダウン症(今日たまたまあったフィリピン人の看護師さんは「21トリソミー」と呼んでいました。)の子は楓ちゃん1人。学校の色々なところで楓ちゃんを見かけますが、よくやっているなぁと感心します。来て半年くらいが一番大変な時期なんじゃないかなぁと思いますが、それを感じさせないくらい飄々と楽しく学校に通っています。毎日楽しく学校で過ごしてくれるだけで親としてはどれだけ安心なことか。

陽ちゃんは4学期から1つの園に絞って登園しています。家から一番近い園で毎日歩いて通っています。時に朝の別れ際に泣いてしまうことがありますが、毎日張り切って通っています。園には日本人が1人もいなく(それまで通っていたもう片方の園には2人日本人の男の子が通っていた。)日中はずーっと英語のシャワーを浴びています。ちょっとずつ友達も出来てきたみたいで、菜生ちゃん曰く少しずつ英語でコミュニケーション取るようになってきているとのこと。本当に凄いな。

家族離れ離れで暮らしていたときは今思えば本当に大変だったけれど、家族が合流できて、何だかんだ暮らしていたらあるけれど、「一緒に暮らせている」というだけで全然今までと違う。家庭という安全地帯はみんなにパワーをくれると思う。その家庭の安全地帯を一番底辺で支えているのが菜生ちゃん。本当にありがたい存在。

日本を出るときは「本当に出るのかな?」「大丈夫かな?」なんて日本での暮らしがとても楽しかっただけにとても強い現状維持バイアスが働いたけれど、出てきて、そしてこうして家族が一緒に暮らせるようになって本当に良かったなと思います。

出たから経験出来たこと、感じることが出来たこと、出会うことが出来た人々というのは本当に沢山あって、それら1つ1つが子ども達はもちろんの事、僕や菜生ちゃんにとって大きな糧になっているように感じます。

誰も僕達の事を知らない世界に飛び込んだ訳ですが、段々と僕達の事を知り理解してくれる仲間や友人がこちらでも増えてきて、こちらでも沢山の仲間や友人から多くの影響を受けています。

楓ちゃんの大の仲良しのジュリエットは2人のお母さん(日本ではまだ珍しい同性婚)とお姉ちゃんと一緒に暮らしています。休みのときはバックパックを背負って山でテントを張って寝ていたりもします。そんなお話や見せてもらった写真に触発されて、我々も意識してアウトドアシーンを暮らしの中に取り入れるようにし始めました。陽ちゃんがまだ小さいからと言い訳はもうしない。小さいなりにそれでも外に外に出かけていく。幸いニュージーランドはそういったアウトドアをして過ごすには天国みたいな国で、国内に無数にそういったトレイルがあります。

やっぱり何だかんだ言っても好きなことや大切にしたいことは変わらずに、智頭にいる頃と大差ないことをしています。

野ちゃんとかは森に入るとよく「すぎぼっくりの頃を思い出す〜」と言います。
4年間すぎぼっくりに通って良かったなぁと思う瞬間です。

「貝がめっちゃ拾えるよ!」と聞いて潮干狩りにも行ってきました。潮が引くのを待ちきれずにズボンをまくりあげて嬉々として貝を拾う菜生ちゃん(とその横はマオリのおじさん)と、砂浜で遊ぶ子ども達という写真。別に良いんです。大人が一生懸命楽しく遊ぶ姿を見せるんです!

ピピ貝という名前で簡単に沢山採れました。1人1日150個までということで、我が家は6人いたので、900個までOKという計算。沢山採りましたが、それでも900個は採ってないと思います。その日から4日間貝を楽しみました。オーブンで焼くだけで本当に美味しい!酒のあてにピッタリでした。子ども達にも大人気!何かを採って食べるというのは最高の遊びだと思います。また行きたい!!

折角だからと少し観光もしています!こちらに来て観光らしい観光はほとんどしていないという菜生ちゃんがイニシアチブをとって家族を観光へと誘ってくれます。一生懸命遊ぶ!広大な土地を利用して(人間が500万人ほどしか住んでいない。人口密度は鳥取県智頭町より少し小さいくらい!)羊や牛の放牧が盛んです。そういう農場に見学に行ってきました。動物が身近にある暮らしって面白いなぁって思います。

10月のはじめは春休みでした。保護区内にある村の家を借りて滞在しました。その村にはゴルフコースやテニスコート、ジムやプールなどもあってこんな暮らしもあるんだなぁって勉強になりました。

泰ちゃんは人生初ゴルフ打ちっぱなしでした。ニュージーランドは身近にゴルフ場が沢山あります。我が家にゴルファーはいませんが、ゴルフ好きだったらとてもお手軽に楽しめるんだろうなぁと思います。僕達はゴルフよりは今のところ山や森をハイキングしたり、湖でカヤックをしたり釣りをしたりの方が楽しそうだなぁと思っています。

ハロウィンは浴衣を着て近所を練り歩きました。学校の子たちと多くすれ違ったり、尋ねるお家が学校の生徒のお家だったりと、みんなで楽しみました。

1年前のこの日、「来年は友達と子ども達だけで練り歩きたいなぁ」と言っていた泰ちゃんは、有言実行で友達とこのイベントを堪能したみたいです。逞しくなったなぁ。

さっとこうして友達と集えるのは住宅街の強みだなぁと感じます。

そうそう米焼酎もどぶろくを蒸留して作りました。あのネルソンで呑ませてもらった自家製の焼酎と同じ(似た)味、風味、香りに仕上がって感動!どぶろくも焼酎も奥が深いんだろうなと思うからまたちょっとこだわって作ってみようかなと思えました。

大屋のご近所のTomoくんが遊びに来てくれました。ニュージーランドで1年間ワーホリをする!と日本を飛び出しています。一緒に数日間生活し、久しぶりに大屋の感じを味わい不思議な感じでした。泰ちゃんは大いに刺激を受けたんじゃないでしょうか。若いっていうのがどういうものかを久しぶりに感じさせてもらいました!僕もTomoくんくらいのときは同じように悩み、同じように行動していたなぁと思いました。応援!

そんなこんなで家族みんなで楽しく暮らしています。
家の購入の話も進んでいて上手く話が進めば来月には購入!ということになりそうです。
そちらも楽しみです。

こちらの4学期は目まぐるしい!
イベント盛りだくさんで生徒も先生もジェットコースターに乗っているような、そんな風に日々が過ぎていきます。
来週はWeek5。Week9で終わり。泰ちゃんは卒業!
そして6週間の夏休みへ!

2件のコメント

  • じいじ

    本当にみんなパワーがあるなー。
    前に前にどんどん向かっていく様子は素晴らしい‼
    しかも楽しそうなのがいい。きっと家族全体が青春なんだー(^^)/

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