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Home-exchangeで家族海外旅行

気付けば2024年も終わりに差し掛かっていますね。

ニュージーランドは12月14日(土)から夏休みに突入しています。

まだビザがどうなるか分からず、家族離れ離れで暮らしていた頃、「大変なことばかりで、せめて夏休みは家族で一緒に過ごそう!」と、タヒチへの旅行を計画しました。

家族で海外旅行へ行けるくらい子ども達は大きくなりました

ニュージーランドにもし家族で住めることになったら、近隣の太平洋の島国にも行ってみたいね、というのが妻と話していたことでした。
何故か妻はそういった南の島国にシンパシーを感じるようで、「自分のルーツはそこにあるような気がする」という話を聞かせてくれます。
実際どうこうは分かりませんが、僕はそんな妻の戯言(良い意味で)が大好きです。
人生縛られずに、いかにふざけて生きるか、いかに独創的な(自分が面白がれる)発想をするかで豊かさは変化していくように感じています。

このブログを読んでくださっている方はHome-exchangeの事は知ってくれていると思いますが(「HEが面白い!」)、我が家はニュージーランドに移住するに際して鳥取で住んでいた家を1棟貸しのゲストハウスにすることにしました。使用しているプラットフォームはAirBnBとHome-exchangeで後者のHEは世界中でHEに登録している個人、家庭に家を貸し出すというものです。そうして利用してもらったら、ポイントが手に入り、そのポイントを利用して自分たちも世界中に存在するホストさんの家にポイントを利用して滞在できるという仕組みです。

昨今の円安も後押しになり、世界中から日本の片田舎(わざわざ、行こう!と思わなければなかなか行く機会も無いと思われる鳥取県智頭町という辺境の地)に人々が足を運んでくれています。そうして得たポイントで、我が家もニュージーランドの国内旅行を楽しんだり、今回の様に海外旅行を楽しませてもらっています。

旅行に際して宿泊費が占める割合は大きく、そこがこのHEでカバーできるというのは1つ大きな利点ですし、個人的に気に入っているのは地元の人達の暮らしをそこに滞在しながら感じられるというのが僕が感じるもう1つの利点です。

星野道夫さんや石川直樹さんの文章から、太平洋島嶼国の海洋航路について興味があったり、ハワイから近代機器を使わずにカヌーで日本までやってきたナイノア・トンプソンの話を横浜まで聞きに行ったり、個人的にも太平洋の島国には興味がありました。

青年海外協力隊に応募したときも、希望国は太平洋の島国で、ラッキーな事にフィリピンに派遣されました。(ちなみに妻も協力隊で太平洋の島国を希望したみたいですが、派遣されたのは海すら隣接していないアフリカのウガンダでした。)

あまり予備知識なく、ニュージーランドで出会った人々に「タヒチ良かったよ!」という話を聞いたり、(ニュージーランドの周りの友人達からはよくフィジーにバケーションに行った話も聞きます。)HEのホストがたまたま受け入れを快諾してくれたりで、夏休みの家族の合流場所はタヒチに決まりました。
(パスポートは必要ですが、ニュージーランドから太平洋の近隣島国に行くのは、東京から沖縄に旅行に行くのと感覚としては似ているような気がします。)

(結果、ビザアドバイザーさんのお陰もあって、7月から家族揃ってニュージーランドで暮らせるようになりましたが。)

地元のスーパーや露天で食材を買い出し

言語がフランス語圏という事もあって、割とフランスっぽい雰囲気なのかな(フランス行ったことないけれど)、とか想像していたりしましたが、こちらにきて現地の人々が話している言語で聞こえてくるのはタヒチ語というハワイ語やマオリ語と似たポリネシア文化圏の言語だったり、住んでいる人たちもそういうポリネシア文化圏の人々が主です。

1880年にタヒチ王国が廃止されてフランスの植民地になり、今でも多くの自治が認められつつもフランス領ポリネシアとして存在し、フランスの支援を受けながらやっていっているみたいです。昨今ニューカレドニアで独立運動みたいなのが起きて・・・というのがニュースになっていましたが、その気持も分かるような気もします。

フランス領であり続けることにどれくらいの意味があるのだろうと思わずにはいられません。ハワイもそう。
19世紀に帝国主義で「先進諸国」と言われる国々が植民地を拡大していきましたが、その名残が今でも。

ハワイでも、タヒチでも、ニュージーランドでも、チベットに行った時も、それぞれ列強と言われる国・地域の支配の影響があるけれど、もともと住んでいた人たちが独自の生活スタイルで文化で暮らしていた歴史があるなかで、それらが不当な支配で文化が消失してしまったり、矮小化してしまったり、世界が均質化してしまうのを目の当たりにするのは何だか一抹の寂しさを感じてしまいます。

その点、ニュージーランドはマオリの文化を尊重して努めて共存していこうという気持ちを感じる国・地域であるようには感じます。

タヒチはまだ来たばかりで色々なものが新鮮です。
言葉も通じないので(英語がほとんど通じないので)、なかなか現地の人とのコミュニケーションもままなりませんが、そんな事を子ども達と経験出来ているのも良い経験だなと思います。

泰ちゃんは「想像していた外国って感じがする」と表現していました。
看板や標識もフランス語だったり、人々の話す言語も自分が理解出来ない言語だったり、情緒も日本やニュージーランドと異なる南国情緒だったり、色々刺激的なんだと思います。

「あまり言葉が喋れなくてもなんとかなる」と昨日は言っていました。
言葉が喋れないなりの暮らしをしていますが、そんな感覚も大事だなぁと思います。

あまり無理せずに、近くの海で遊んだり、家のプールで遊んだり、近所の露店で買い出ししたりとのんびり過ごしたいと思います。

すぐ近く海が想像以上の透明度で、すぐそこをサメが泳いでいるのが見えたり、エイが泳いでいたり、珊瑚やたくさんの魚も泳いでいます。

珊瑚の内側は波も少なく、比較的安心して海水浴を楽しめます。
子ども達もこの夏に泳ぎが上手になるでしょう。

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