にわか登山
おたふくで自宅療養中4日目(もう症状もなくなり元気いっぱい)の野ちゃんと、コロナで学校が臨時休校の楓ちゃん(結局今週は学校へ行っていない)と、ちょうど有給休暇でお休みだった僕の3人で隣町の三角山という山へ登りに行きました。
陽ちゃんは保育園、泰ちゃんはサドベリー、菜生ちゃんはママ友会
陽ちゃんを保育園に預けて、その足で山へ向かう。
前日にどの山が良いかなぁとリサーチして標高500m程度で大人の足で往復2時間程度の山に狙いを定める。
「YAMAP」というアプリを使っているがそれが実に秀一なアプリだ。
このメンバーで山登りをするのは初めてだが、ダメそうだったら途中で引き返すのもありだなと思いながら、あまり気負わずにスタート。
行ってみると、初心者レベルとは記載されていたが、まあまあの山で、ロープなんか張ってあったりで、アドベエンチャラスな感じ。
霊山で修験者さんが使っていた山ということで途中に鳥居なんかもあったりして何だか雰囲気もある。
昭和20年までは女人禁制の山でもあったそうだ。
調べてみるとここらへん一体は用瀬アルプスとも呼ばれていて、連なる山々を縦走とかも出来るそうで、今まで近くに住んでいたけれど全然知らなかったなぁと思う。
2人とも森のようちえんで鍛えた脚力で、行きは楓ちゃんが先導したり、野ちゃんが先導したり。
心配した楓ちゃんも「行こう!頑張ろう!」と終始前向き。
12月も半ばでだいぶ落葉していて、落ち葉の絨毯の上を歩き進む。
野ちゃんは普段も森で過ごしているので、「赤い実見つけた!」とか「大きな朴葉を見つけて、鳥の羽みたい!」と行ってみたり、動物のうんちを見つけたりと色々な発見や五感を働かせながら歩いている感じ。
YAMAPが自分達の現在地を地図で教えてくれたり、標高も教えてくれるので、それらを途中途中で確認しながら「あと200m」「あと160m」「あともうちょっと」など励みにしながら。
頂上付近に到達するとパッと太陽も顔を覗かせて、ちょうど良いタイミング!
写真ではちょっと表現が難しいですが、頂上からの眺めは控えめに言っても最高!でした。
この3人で頑張って登頂して一緒にこの景色を見れたのは感慨深いものがありました。
特に楓ちゃんは良く頑張ったなと思います。
途中で挫けることもなく、むしろ最後まで前向きに「行こう!」と声を周りにかけながら。
膝が固い(可動がぎこちない)感じはするのですが、それでもせっせせっせと登りました。
頂上には信じられないくらいの巨石があったり、これまた信じられないことに今年の1月まではここに社殿があったそう。(落雷で全焼してしまったそう。)
鳥取では国宝である三徳山投入堂も有名だが、なんのなんの、この三角山も相当凄いなと思いました。
今まで全然知らなかったですが、にわか山登り熱が色々な発見を僕に与えてくれています。
家族で、子どもたちと一緒に登山とかもとても立派なアクティビティだなと思いましたし、すごく豊かな家族時間になるなと感じました。イオン・かにっこ館・公園などももちろん楽しいけれど、こうした自然物に遊んでもらうというのもとても豊かです。
人に愛されている山というのは雰囲気がありますね。
おそらく過去の方がより山は人々にとって身近な存在だったのではないでしょうか?
もっと山の価値について見直していきたい。
修験者さんが山に入るのも何だか分かるような気がした時間でした。
行きはよいよい帰りは怖い
下りの方が足に体重がかかって大変ですね。
楓ちゃんも大変そうでした。
でも最後まで弱音を吐かなかったのが感動的。
普段はすぐに「抱っこ!」とかぐずぐず甘えてきたりするのに。
大人は多分1時間かからないくらいで下山するルートですが、2時間半かけて下山。
下山して3人で抱き合いながら健闘を讃えあいました!
時間に余裕があれば陽ちゃんの迎えまで公園とかで遊ぼうかと言っていましたが、下界の気になっているカフェへ行ってみんなで登頂を乾杯することにしました。
本当にこの感動と達成感は凄い!
山は良いですね。
良い発見でした!
家族共通の趣味とかになったら良いなと思いました。
幸いニュージーランドはアウトドア天国らしく、そういったトレッキングなども有名だとか。
無事に行けるかどうか分かりませんが、今からとても楽しみです。
カフェは国道沿いでずっと気になっていたところ。
恐る恐る3人で入ってみたら他にお客さんは誰もおらず、子どもが一緒でも大丈夫そうだったので、1人一品頼んで、乾杯しました。
子どもたちはワッフル、僕はインドネシアのコーヒー
普段喫茶店とかは本当に縁が無いが、この日は特別。
三角山登頂記念。
正味4時間程度の行程でした。
乾杯して陽ちゃんのお迎えに行って帰りました。
思いがけずとても良い1日になりました。