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徒然なるままに

「徒然なるままに」吉田兼好の徒然草の有名な冒頭。
「心に移りゆくよしなし事を そこはかとなく書きつくれば あやしうこそものぐるほしけれ」

頭、心を通り過ぎることをなんとなく書き留めてみたい。
繰り返し、言い訳の様なことかもしれないが、世間的にいうバズるとか、多くの人に有用な情報とか読んで良かったと思えるようなそんなものでは無く、ただ書きたいことを書いてみたいと思う。
本当にどうでも良いようなことなので、日々を忙しく過ごしている人たちはどうぞやり過ごしてください。

家族が合流できて50日くらいが過ぎました。
本当に家族が一緒に暮らせるというだけで十分な幸せを感じる日々です。
特に妻(母)がいる暮らしというのは、暮らしに彩りを与えてくれます。
(特に僕の場合はそうなのだと思います。)
家族離れ離れで暮らしていた10ヶ月間は先行きの見通せない期間だったので、どうしてもここニュージーランドでの暮らしも仮暮らしのようなそんな「仮」の状態でした。
それでも家族が合流できて、そして長女の学生ビザが認可されて、なんとなくあと2年間はニュージーランドでの暮らしが継続できそうだという感覚を持ってからはやっとこさニュージーランドの地に足が着いてきたようなそんな感覚を抱いています。

幸せは感じるものだと、日々そこにあるものに対して幸せを感じられるか感じられないかは自分の感度によるものだと思います。
家族離れ離れに暮らしていた分、一緒に暮らせているだけで十分に幸せなのですが、一緒に暮らしを楽しむということを6人で出来ているのは本当に有り難いことです。
些細なことかもしれませんが、この50日間で感じたちょっとした幸せをそこはかとなくかき留めておきます。
(それにしても何百年にも渡って人々に読み続けられる古典の持つパワーよ)

◯「炊飯器」を買った

「仮暮らし」をしていたので、なるべく最低限の物たちと暮らしていました。長女のビザが認められなかったらニュージーランドを去ることになるんだろうなという思いがあったからです。なのでおコメもずっと鍋で炊いていました。日本にいるときも結婚して数年は炊飯器無しの暮らしをしていましたが、炊飯器を買ったときには「なんて便利なんだろう!」と感動したものです。
菜生ちゃんが来て、しばらくして炊飯器を購入しました。タイマーで炊けるし、炊きあがりのご飯も美味しいじゃありませんか!どのコメが良いんだろう?とオススメされたオーガニックのおコメを購入して食べたときもありましたが、いつもスーパーで買って食べていたオーストラリア産米のおコメでも十分に美味しい!
菜生ちゃんは「HINATA」というアジアンマーケットで売っているおコメが美味しいと聞きつけてそれを購入して食べてそれがお気に入りですが、僕はオーストラリア産米でも十分に美味しいと感じています。
150ドルくらいの炊飯器(Panasonic)でしたが本当に購入して良かった!

◯菜生ちゃんが納豆を作ってくれた

菜生ちゃんが近所のお店を探検して、どんなお店がどこにあるのかをリサーチしてくれて大豆を見つけて来てくれた。(僕は本当に近所の1つのスーパーしかいかずにお店を開拓というような事をほとんどしてこなかった。)この大豆の前にはBlack eye beansという豆で納豆を作ってくれてそちらも美味だったのですが、やはり大豆だと懐かしい味がします!
あぁ、こんなに美味しい納豆がニュージーランドで食べれる幸せ。
Freerange(放し飼い)の鶏の卵をかけて食べるのが僕は大好きなのですが、もう本当に最高です。
炊きたてのご飯に納豆たまごご飯。辛子をかけて。
よく海外で生卵を敬遠して食べないということを聞きますが、僕はニュージーランドの放し飼い鶏の卵を卵かけご飯にして食べています。

来て初期は1個100円近くする鶏卵を値段にビビって購入することも出来ませんでしたが、最近は大丈夫になってきました。だいぶニュージーランドの物価にも慣れてきました。

◯スライスチーズが便利

今まで大きなチーズを買って、包丁で切ってスライスチーズにして使用していたのですが、菜生ちゃんがフードプロセッサーでスライスチーズを作ってくれています。そのまま食べても美味しいし、パンに乗せてチーズパンにして食べても美味しい。
あぁ、菜生ちゃんの存在のありがたさよ。
暮らしに彩りが生まれます。

僕の小学校の先生としての仕事も相変わらず変化に富んでいて日々たくさんの気付きと学びです。
今学期からクラス担任の先生の休憩時間(ニュージーランドの小学校の先生は週に2時間勤務時間中にクラスの生徒から開放される時間があります。来年度からは2.5時間。)に僕が1人でそのクラスを見るという風に仕事形態がシフトしました。
それまではクラス担任の先生も一緒に授業していたのですがそれが僕1人になったのです。
今頑張っているのは、一人ひとりの顔と名前を一致させる作業です。中学年と高学年を今学期は担当する機会が多いのでまずはそこから。ざっと400人。1/3くらいは覚えたかな。顔と名前が一致するとそれだけでぐっと関係性が変わるので、授業も行いやすいです。授業以外の休み時間とかでもフランクにコミュニケーションが取れますし。引き続き頑張りたいです。

継続していると段々と分かってくることも増えてきますが、今僕が勤めている学校は3年前に校長先生が代わり、それまでの校長先生の西洋系の教育方針からマルチカルチャル(多文化主義的)な教育方針への転換があったようです。それは学校評議会の意向でもあったようでそこで今の校長先生に白羽の矢が立ったみたいです。その変化を好まなかった多くの古参の先生たちが去り、去年の統計では今いる先生の75%が勤続4年以内の新しい環境の学校の様です。その流れの中で僕も採用されたみたいです。校長先生はマオリの人ですし、インド、中国、南アフリカ、日本(僕)、オーストラリア、ポリネシア系、イギリス、カナダ、アメリカと教職員も国際色豊かです。

ニュージーランドの教育省は特に算数や読み書きに評価の重点を置きますが、それよりも人が生きていくうえで重要な「良い人であること」というのを小学校では子どもたちに感じて学んでほしいという願いを強く持っているという話を校長先生から聞きました。極端な話、「学力」は人生のどの段階でも習得することが出来る、それよりも人間教育が大事なんだと先生は語っていました。教員生活24年らしいですが、そのキャリアの中で一番の学びと気付きは5人の子どもの母親になった経験が大きいと語ります。菜生ちゃんもよく同様の事を語りますし、僕もその意見には同意です。現時点では100点満点というのは無く、常に改善を求めて突き進むのですが、その先生のPassion(情熱)と目指すビジョンの共有と、今までなかったものを作り出すというCreativity(創造性)と、仲間を包み励まし牽引していくLeadership(リーダーシップ)は凄いなぁと思います。
「Big Mother」という単語がしっくりくるようなそんな人で、とても魅力的な人だなと思います。
僕たち家族がここロトルアで暮らしが出来ているのも彼女のお陰と日々感謝です。

楓ちゃんは教室ではリラックスしているらしく、友達との関係も良好の様です。毎朝自分で起きてきて、率先して身支度して登校していく姿は僕たち夫婦からしたら奇跡のように感じる出来事で、本当に良かったなと思います。

全校集会で楓ちゃんのクラスが劇をしたときには、大きな声で歌ったり踊ったりとしていて、大きな感動でした。

泰ちゃんはスポーツに勉強にと充実した日々です。
今週はサッカーのチームメイトの誕生日会にも2つお呼ばれして、バドミントンの大会にも出場してと盛り沢山な1週間でした。
疲れも溜まっているみたいで、野ちゃんに過剰にちょっかいかけたりもありますが、頑張っています。
みんな疲れが溜まっているみたいなので、無理せずにぼちぼちとやっていきたいと思います。

Ki-o-rahiというマオリスポーツの大会にも学校代表で出場してきました。

社会見学の一環でオープンホームに足を運んだりもしています。
もし、永住権が取れたら家の購入も考えたいなと思うのですが、良い御縁があるでしょうか。賃貸と持ち家について考える日々です。

最近は図書館に行って本を借りたり、おもちゃを借りたり。

野ちゃんと陽ちゃんがニュージーランドの固有種に変身して裏の広場を走り回る姿は最高にツボでした。

ある晴れた日に公園の公設のバーベキュー施設でハンバーガーを作って食べました。
菜生ちゃんが「やりたい」と言って実現しました。

人が多いと大変なことも多いかもしれませんが、楽しみも大きいですね。

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