
ニワトリのいる暮らし
新居での暮らしが始まったと思ったら、新学期が始まり、大人も子どもも目の回るような日々を過ごしています。
宿題の無い長期の休みというのはとてもキラキラとした日々でしたが、その分反動も大きくて、日常のルーティンに戻るまでしばらくはヒィヒィ言いそうです。
それでも日々やりたいことが沢山あって、時間と気力、体力と相談しながらせっせと暮らしを楽しんでいます。
僕が引越してまず着手したのは薪でした。
古い薪置場が老朽化していて、さらに子どもには使いにくかったので、材は再利用しつつモデルチェンジを試みました。

オーソドックスなスタイルですが、こちらは智頭の様な大雪の心配が無いので、構造的に配慮する部分も少なくその点は気持ちが楽だなと思いました。
薪置き場が一段落すると、僕が気になったのは元ニワトリ場です。
今は飼われなくなって久しく、小屋が朽ちていたり、草がボウボウだったりしてとても気になっていました。
ニワトリがいる暮らしをとても気に入っていた僕は、またニワトリさんを我が家に迎え入れたいなぁと色々な人に相談して回っていました。
すると、三女の通う保育園で卵の販売がありました。
この人にコンタクトを取ってみよう!と家族で伺ったお家は広大な敷地でいわゆるニュージーランドの「Farmer」でした。
鳥取でも大規模で酪農をしている家庭がありますが、それと似た雰囲気でしょうか。僕が思ったのは「ムツゴロウ王国みたい!」でした。
広大な牧草地で乳牛の飼育をメインに、ニワトリ240羽、馬、毛長牛、ガチョウ、ヤギ、犬、猫・・・家庭菜園をしていたり、小さな子どもたちが4人いたりと、自分だったら頭がクラクラとしてしまいそうですが、その家族にとってはそれが当たり前で、淡々とした感じで家の動物たちを紹介してくれました。
そこの人に相談したら、ニワトリを6羽(1人1羽ということで)、安くで譲ってもらいました。
(1羽25ドル。)
日本でもそうですが、卵を産むニワトリを買おうと思うと高いですね。
ちょっと調べると相場は35ドル〜40ドルくらいでした。
ヒヨコだったとしても15ドルと言っていました。
(我が家は近くをファルコン(鷹)が飛んでいるのでヒヨコはしっかりとした小屋を建ててから検討したいなと思っています。)

ニワトリさんを迎え入れる前に外に出ていかないように柵を補強しました。
智頭で長年ニワトリさんのいる暮らしをしていたので、身体が自然と動いていきます。
こちらに来て慣れないことも多かったりで上手くいかないこともままありますが、こういうことは迷いなく出来て気持ちが良いものですね。

風切羽を切って飛べないようにします。
6羽で十分な広さがあります。
草が生えるのと、ニワトリさんが草を食べるのと均衡した環境でニワトリさんが飼えたら気持ち良いなと思っていたので本当に丁度良かったです。しばらくお水と台所から出る野菜くずなどだけで飼育したいと考えています。この台所から出る「ゴミ」が埋め立て場に行くことがなくなり、我が家でクルクルと回り始めるという事実1つとってもとても気持ちが楽です。

水はかつてのシステムの名残で、自動で水が補給されるような形になっていました。また次回フィルターの掃除をしようと思います。

今は草がボーボーですが、今後どれくらい草が落ち着いて行くのか、ニワトリさんと一緒にこの場所の環境整備に励みたいと思います。

小屋が未整備なので、そのへんの草むらに巣を作って卵を産み落としています。
イースターエッグみたいにそれらを探す遊びをこの前は娘たちとしました。

来て3日で計14個の卵を発見しました。
来た初日から産んでくれていたみたいです。
ありがたい!

納豆に卵を混ぜて食べるのが大好きなので嬉しいです。

納豆を作ったり、キムチを作ったり
もう智頭にいた頃とあまりブログの内容が変わらなくなってきていますが、相変わらずこんな暮らしを楽しんでいますよ、という記録です。

前述の「Farmer」さんのお宅。奥に見えるのはヤギ。
こういうのはニュージーランドっぽい。

