ニュージーランド,  ペット,  休日,  学校,  日々の暮らし,  日記,  海外移住,  生活,  雑感

クイズナイト・スカッシュ・羊

友達が欲しい。

もう少し解像度を上げて表現するとすれば、どんな人がここでどんな暮らしをしているのかもっと知りたい。

菜生ちゃんがそのコミュニケーションスキルを活かしてその任を担っている部分があるが、僕だって隙あれば友達作りしたい。

先日子どもたちが通う学校のPTA主催の「クイズナイト」なるものがあった。
要は皆でクイズナイトして楽しみながら、お金を集めて子どもたちの学校にプレイグラウンドを作るんだ!という趣旨の催し。
単に寄付を募るんじゃなくて積極的に楽しいことを企画してお金を集めるという、そういう文化そのものが勉強になる。その夜はクイズナイト(参加費ひとり20ドル。)で合間にオークション(近隣の観光施設がスポンサーで、その施設のフリーチケットがオークションにかけられたり、その他にも薪とか肥料とか作業着とかそういったものが競売にかけられてオークションがなされていました。)があったり、くじ引きがあったり。(くじ1枚5ドルで賞品がこれまたスーパーの商品詰め合わせだったり。)

「クイズナイトかぁ」と、クイズ!しかも英語!絶対何も出来ない!
と思いつつも、声をかけてくれる友人がいたので、「声をかけてもらえるうちが華」と、意を決して参加(僕が。)

6人1チームで、多分100人くらいの参加があったんじゃないでしょうか。
(ちなみに全校で100人くらいの小さな学校。)

それぞれのチームで仮装して参加するという、僕達のチームはウォーリーを探せのウォーリーに扮して参加しました。(僕、友達夫婦、夫婦とそのお母さん、という6人チーム。)
みんなで問題に対して「あーでもない、こーでもない」と楽しそうでした。夫婦で参加の友人はイチャイチャしてました(仲良く楽しそうでした)。

10個の分野でそれぞれ10問ずつ。

学校のテストの様に、解答用紙に司会者が読み上げた答えを記入していくスタイル。

まぁ、想像していましたが本当に難しい!
特に文学、音楽、TVや映画の分野では全く付け入る隙もなく、「いかに肩をすくめて面白い顔をするか」というゲームになっていました(僕の中では)。

それでも合間合間に色々とお話したり、一緒にクイズに頭をひねったりとちょっと仲良くなれた気がしているので、当初の目的はクリアかなと思います。無知を晒して恥をかいてきました。

今度は地域の緊急時の避難の会合があるらしいのでそちらにも顔を出して顔と名前を売っていこうと思っています。

もう1つはスカッシュです。
ちょっと前のブログにも書いた様な気がしますが、近所にスカッシュ場があって、木曜日の夜に子どもも大人も寄ってスカッシュを楽しんでいます。

マイナーなスポーツかとは思いますが、前後左右を壁で囲まれたテニスのような競技です。
子どもたちの学校の友だちが多数参加し、その家族も一緒に施設に来るのでちょっとした社交場です。
バーも併設されていて、ハンバーガーやチップスなどの軽食を提供していたりアルコールもあります。
木曜日はそこで晩ごはんを食べるという人たちも多いです。
全部会員がボランティアでバーのスタッフやコーチも担当していて、レッスン料だったり食事代も良心的なお値段です。

ここはこの地域のパワースポット(キースポット)ということで息子に続き僕も2週間前からスカッシュを始めて、それぞれマイラケットも購入しました。

息子は週に45分の練習または試合で、大人の僕は週に1回20分の試合形式の練習です。

20分だけれどめっちゃ汗ダラダラになるくらい良い運動です。

運動にはそこそこ自信はあるのですが(40代男性の平均よりは動ける方だと自負していますが。)、その辺の経験者のおばちゃんには歯が立ちません。単純そうに見えてやはりそれなりの技術が必要ですね。

今日から正式に息子と2人会員登録をしました。

会員になるとその会場へのカードキーが支給されていつでも施設を利用出来るそうです。大会にも参加出来るようになって、大会の成績次第でポイントが与えられるそうです。

そんな熱心にスカッシュにのめり込んで行く気は今のところしていませんが、それでもとても良い運動の機会と、そして何よりも近所の人たちと顔見知りになれるのが嬉しいです。

春からの養蜂にも興味があるのですが、今僕の中でアツいのが羊です。羊の話が出来る相手にはすかさず羊話を持ちかけて色々な話を聞かせてもらっています。春は羊の出産シーズンらしいですが、どこかしこで引き取り手を探している羊がタダで貰えたりするそうです。

ただ、生まれたばかりの羊なのでミルクやりが1日に5回、それが3,4ヶ月続くそう。

なんだかとても興味があるんですが、家族をちょっとつついて新しい扉を開けてみたい。

子犬のマナとの反応も見てみたい。

それが難しそうだったら乳離した羊を購入してパドックに放しておくという手もある。
それが現実的なのかもしれないが、一度ミルクでも育ててみたい気がする。
(あぁ、もしかしたら気持ちがそちらに固まってきているのかも。)

それをしないのであれば、雄と雌を飼って赤ちゃんを産ませてみたい。羊が子育てしている姿を見ていたい。

ニュージーランドの田舎ならではという感じがとても良い。

あぁ、やばい。書いていたらこれは恋にも似た感情だという気がしてきた。
ちょっと具体的に想像してみよう。

明日はニュージーランドではMatarikiの祝日。(マオリの新年。)

去年はこのMatarikiの祝日の前日に菜生ちゃんと娘たちがオークランドに到着という、そうちょうど家族が合流して1年が経とうとしています。

そんなこんなで去年はMatarikiどうこうよりもただただ家族が合流できたことが嬉しくてMatarikiにフォーカスする機会が少なかったのです。

そして今年やっと知ったのですが、このMatarikiという祝日自体とても新しい祝日で2022年に制定されたみたいです。

今年勤務する学校で初めてMatarikiのお祝いを早朝イベントとしてしました。(Hautapu)

マオリの人々によっては毎年部族の習慣としてお祝いしている人たちもいれば、Matarikiの存在も知らずにどのように祝うのかを勉強して祝うようになったというマオリの人もいて、色々とグラデーションがあるみたいです。

今国会では「Matariki祝日じゃなくても良いんじゃない?」なんて議論も出ているのだとか。
何にせよ新しい祝日です。

夜明け前の北東の空、オリオン座から目線を北に移していくと小さな星が密集した星団があってそれがMatarikiというそうです。
日本では「すばる」と呼ばれています。
ちにみに英語ではPleiadesだそうです。(プレイアデス星団)

目の良い人だと肉眼で9つ見られるそうですが、マオリの伝説では、母親のMatarikiと父親のTupu-a-rangiの周りにその子どもの7姉妹が集まる合計9つの星団とのことです。

次女はその7姉妹の名前も学校で教わって覚えていました。面白い。

マオリ語や文化なんかももっと深堀りしていきたい気持ちは持っているのですが、、、僕はまだまだです。

Matarikiの祝日が今年は冬至と一緒。

やっとだんだんと日が長くなってくると思うと、とても嬉しい気持ちです。

ここが「底」、あとは上がるだけって分かっているとなんだか気持ちも楽ですね。

冬至、だからちょっと好きです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です